2021年3月29日月曜日

美味しいトマトを作る近道は


最初の収穫に大喜びしたのもつかの間…
思っていた味ではなかったときの落胆はいかほどか。

雨除けをしたり、特別な液肥をやってみたり
最近はやりの「塩トマト」を作ってやろうと
塩水を撒いてみたり…
いろいろ手間をかけても、
自分で育てたものはいまひとつ甘くならない。

どうすれば家庭菜園で
美味しいトマトを育てることができるのか?

そのコツは…


「美味しいトマトの品種を選ぶこと」


最近のトマトの品種の多さには目を見張るものがある。
病気に強いもの、たくさん取れるもの、
日本が独自に開発しているもの、外国産のもの…
赤やピンク、オレンジや黄色はもとより、
紫色や緑色や縞模様まで!
選ぶのに苦労する。

スーパーに並んでいるものはピンク系の大玉トマト。
皮が薄くて生食向き。
完熟でも実崩れがなく流通に向いているため
一般的に広まったのだ。
年中出回るこの品種はハウス栽培向き。
家庭菜園でも育ててみたい品種だが、
実は露地栽培で育てると、
ピンク系トマトは皮が固くなり食味が落ちやすい。
大玉トマトが難しいとされるのはこの点なのだ。


中玉トマトやミニトマトは赤系トマト。
すこし皮が厚くなるが、旨味が濃い。
露地栽培でも味が落ちない。

トマトに含まれるグルタミン酸は
昆布に代表される植物系の旨味成分だ。
赤系トマトにはグルタミン酸が多く含まれている
欧米ではこの旨味をソースとして使っている



つまり、美味しいトマトを育てたいなら、

赤系のミニトマトを選ぶこと!





2021年3月28日日曜日

春キャベツ

春キャベツはまるくてふんわりと巻きのゆるいものが美味。

みずみずしく柔らかいので生食がいい。

春が旬の桜海老との蒸し煮も色が美しい。




2021年3月25日木曜日

桜始開(さくらはじめてひらく)

桜の花が咲きはじめるころ…

最近は地球温暖化のせいでどんどん開花時期が早まっているが、

桜前線が北上していくようすは春の風物詩。

日本人にこよなく愛されている桜…


なかでも有名なソメイヨシノは、実はクローン。

だから一斉に咲き、一斉に散る!


サクラ属は自家不和合性を持っているため、

同一個体同士では結実しない、自家不和合性という性質を持っている。

つまり自個体の花粉が柱頭に付着しても種子を生産しない。

ソメイヨシノは、エドヒガンとオオシマザクラの交雑種で、

その交雑種のなかでもとりわけ美しい花を咲かせる個体を、

江戸時代末期に染井村(現東京・駒込)の植木屋が

接木などの手法で増やしたもの


取木や接木で増やした場合、

それらの個体はすべて遺伝的には全て同一、

つまり、クローンというわけ。

それから200年以上、クローンでの繁殖を繰り返し、

今では日本全国に100万本以上、ソメイヨシノが植えられている。


2021年3月20日土曜日

春分

彼岸の中日。

昼と夜の時間が同じ長さになるこの時季は

二十四節気の大きな節目のひとつ。

この日を境に、昼の時間が少しづつ長くなる。


菜園活動もだんだんとやりやすくなりますね。。。

2021年3月19日金曜日

ジャガイモの育て方

 


ナス科

原産地……南米アンデス高地 暑さに弱い

生育温度…16~21℃

発芽温度…12~16℃

…………幅80㎝ 高さ15㎝


土づくり 有機石灰 200g程度
     完熟堆肥 3~5㎏(1㎡あたり)



肥料   有機肥料 ひとつかみ 
     種イモの間に施す



植えつけ 株間30~50㎝

 
追肥   なし  
     肥料が多いと葉っぱばかり茂り
     芋がつかない

 

世話   芽かき 草丈15㎝くらいになったら
     2本ほど残して付け根から抜く
          

土寄せ  種イモの上にできるので土を盛る
     芋が日光にあたるとソラニンという有害物質が
     生成されるのを防ぐ


収穫   
葉が黄色くなって枯れ始めた頃  
     天気が良い日に
  


         
 

病気………そうか病 モザイク病


害虫………テントウムシダマシ、カメムシ、アブラムシ



連作障害…連作不可 2年以上あける



後作………長ネギ



コンパニオンプランツ…マリーゴールド、エダマメ、インゲン




その他  種イモは縦割りにしないと芽が均等にならない
     秋植えは腐りやすいので切らずに丸のままポットに植え、
     涼しい場所で芽だししてから植えつけるとよい






2021年3月17日水曜日

彼岸



彼岸とは春分(秋分)の前後3日を合わせた7日間。

最初の日を「彼岸の入り」といい、最後の日を「彼岸明け」、

真ん中にあたる春分・秋分を「彼岸の中日(ちゅうにち)」とう。

仏教では、三途の川(さんずのかわ)を挟んで、

私たちの住む世界をこちらの岸を

「此岸(しがん)」といい、

ご先祖様の霊が住む世界をあちらの岸を

「彼岸」ひがん)という。

彼岸の先の極楽浄土は西の彼方にあるとされているため、

太陽が真西に沈む春分と秋分に

お墓参りや先祖供養を行うようになった。


しかし、元々の仏教の教えは

「煩悩に満ちた現世である此岸(しがん)を離れて
修行を積むことで

煩悩を脱して、悟りの境地に達した世界(彼の岸)に到達する」 

という意味で、

先祖供養とは直接関係ないようです(@0@)


お彼岸にお墓参りをする風習は、日本独特の風習らしい…

2021年3月16日火曜日

十六団子(じゅうろくだんご)

 3月16日は、春になったので

「田の神」さまが山から里にお戻りになる日。

日本各地で、団子を16個お供えして

神を迎える行事が行われる。

「田の神」の恵みである米で団子を作る。

その餅つきの音で

山にいる神に、「今日の日」を知らせるという…