2022年11月23日水曜日

木守(きまもり)


 






昔から柿などの果樹は収穫のときに

ひとつだけ果実を残し、

「木守」として来年の豊作を祈るならわしがある。

木守は神様への収穫の感謝であり

これから食べるものが少なくなる鳥たちへの

やさしい心遣い・・・



2022年11月22日火曜日

虹蔵不見(にじかくれてみえず)

 陰気が満ちて虹があらわれなくなる頃

だそうです(^ー^;)

虹もそろそろ冬ごもり。

天気が悪い日が続いていくような気配がひしひしと。


勤労感謝の日は

もともとは秋の収穫に感謝する 新嘗祭 でした。

新嘗祭の「新」とは新穀を、

「嘗(なめ)」は奉ることを意味しており、

宮中はもとより全国の神社でお祭りが行われます。

その年の新穀をお供えし、

一年の実りへの感謝とともに国家国民の安寧を祈願するのだとか。











手を合わせて、いただきます。






2022年11月14日月曜日

大蔵大根





 






江戸時代に豊多摩郡(現在の杉並区近辺)の農民が作り出した

「源内つまり大根」が始まりとされる。

その後世田谷区大蔵の石井泰治郎の手で品種改良がなされ、

昭和40年くらいまで世田谷近辺で栽培されていたが

青首大根の普及で姿を消してしまった。

だが平成に入り再び栽培が始まり「伝統大蔵大根」として復活。

現在ではJA東京中央会選定の「江戸東京野菜」にも選ばれている。


肉質が緻密なため煮崩れしにくい。

根の先端まで太さが均一で輪切りにすると形が揃い、煮物に最適。


2022年11月10日木曜日

石垣いちご

石垣いちごとは

静岡市の久能海岸沿いの東西8キロにわたる有度山(日本平)の南斜面で

石垣を利用して栽培されている苺のこと。

この地域は非常に温暖で、

ビニールハウスがなかった時代は

石垣の石に蓄熱させて障子紙などで覆って寒気を防ぎ栽培したそうです。












今ではハウス栽培が主流。

暖かい温室の中にはミツバチがぶんぶん飛んでいて

真冬でも甘い苺が食べることができる。

形の良い苺を収穫するにはミツバチの働きが不可欠ですが・・・

ここでひとつの疑問が。


苺の蜂蜜って見かけませんよね?

「れんげの蜂蜜」「みかんの蜂蜜」「アカシアの蜂蜜」など

種類はたくさんあってそれぞれの花の香りがして美味しいのに

苺の蜂蜜はありません。

それは・・・

いちごの花にはほとんど蜜がないから

だそうです!

ミツバチは仕方なく花粉を集めているのですが

それさえも少なくて・・・

骨折り損な環境といえます。

温室の中はミツバチにとってはパラダイスとは言い難いところ。

何だか申し訳ないですね。

ミツバチには感謝しないといけませんね。


2022年11月7日月曜日

立冬(りっとう)









この日から冬ですよ!


空気がどんどん澄んできて

世の中が静かになっていく。




2022年5月11日水曜日

蚯蚓出(みみずいずる)

GWが終わり、新緑もだいぶ濃くなってきました。

土の中のミミズも動きが活発になり、

地上に這い出してくる頃ということを表しています。

5月11日からは、七十二候の「蚯蚓出(みみずいずる)」です。


みみずは土を食べ、中に含まれる有機物や微生物、

小動物を食べたのち、粒状の糞を排泄します。

その行為が土壌を団粒構造にして、植物が喜ぶ土に変えてくれるのです。

ミミズが活発に活動すればするほど、

土は耕され、豊かになっていきます。


私はあまり好きではないですけれど・・・


大雨が降ったあとに

道路のアスファルトや石畳を這っているミミズを見た事があります。

水分過多で息苦しくなって地上に出てきたのでしょうか。

身体がふやけて可哀想です。


ミミズはいわば畑の守護神。

今度、道路で見つけたら、そっと土に返してやりたいです。




2022年5月5日木曜日

立夏「りっか」

















二十四節気では、春が終わり、夏が始まる日。

今年のGWは外出自粛要請が解除になり
他府県から来られた方が大勢見受けられて
あちこち混雑中。
ちょっと心がざわつきます。


さて、今日は立夏。
穀雨から数えて15日目頃で、八十八夜の3、4日後。
春分と夏至のちょうど中間にあたる。
今日から立秋の前日までが夏季というわけですね。

九州では麦が穂を出すころ…
北海道ではジャガイモの植え付けや
豆の種まきが始まるそうです。
あらためて縦長の日本の国土の広さを感じます。

といっても、本格的な夏はまだまだ先。
基本的には暑くもなく寒くもなく、
さわやかでとても過ごしやすいから
菜園活動もやりやすい時期ですね。

5月5日は端午の節句の日でもあります。
気絶の変わり目には病気や禍が増えるとの言い伝えがあり
独特な香りの菖蒲湯に入って厄払いをしたそうです。

それがやがて江戸時代になり、
菖蒲を「勝負」や「尚武」にかけて、
男児の逞しい成長を願う風習になったのだとか。


連休最終日の今日は全国的に雨模様。
私は家で静かに粽や柏餅が食べようかな。