昔から柿などの果樹は収穫のときに
ひとつだけ果実を残し、
「木守」として来年の豊作を祈るならわしがある。
木守は神様への収穫の感謝であり
これから食べるものが少なくなる鳥たちへの
やさしい心遣い・・・
陰気が満ちて虹があらわれなくなる頃
だそうです(^ー^;)
虹もそろそろ冬ごもり。
天気が悪い日が続いていくような気配がひしひしと。
勤労感謝の日は
もともとは秋の収穫に感謝する 新嘗祭 でした。
新嘗祭の「新」とは新穀を、
「嘗(なめ)」は奉ることを意味しており、
宮中はもとより全国の神社でお祭りが行われます。
その年の新穀をお供えし、
一年の実りへの感謝とともに国家国民の安寧を祈願するのだとか。
手を合わせて、いただきます。
江戸時代に豊多摩郡(現在の杉並区近辺)の農民が作り出した
「源内つまり大根」が始まりとされる。
その後世田谷区大蔵の石井泰治郎の手で品種改良がなされ、
昭和40年くらいまで世田谷近辺で栽培されていたが
青首大根の普及で姿を消してしまった。
だが平成に入り再び栽培が始まり「伝統大蔵大根」として復活。
現在ではJA東京中央会選定の「江戸東京野菜」にも選ばれている。
肉質が緻密なため煮崩れしにくい。
根の先端まで太さが均一で輪切りにすると形が揃い、煮物に最適。
石垣いちごとは
静岡市の久能海岸沿いの東西8キロにわたる有度山(日本平)の南斜面で
石垣を利用して栽培されている苺のこと。
この地域は非常に温暖で、
ビニールハウスがなかった時代は
石垣の石に蓄熱させて障子紙などで覆って寒気を防ぎ栽培したそうです。
今ではハウス栽培が主流。
暖かい温室の中にはミツバチがぶんぶん飛んでいて
真冬でも甘い苺が食べることができる。
形の良い苺を収穫するにはミツバチの働きが不可欠ですが・・・
ここでひとつの疑問が。
苺の蜂蜜って見かけませんよね?
「れんげの蜂蜜」「みかんの蜂蜜」「アカシアの蜂蜜」など
種類はたくさんあってそれぞれの花の香りがして美味しいのに
苺の蜂蜜はありません。
それは・・・
いちごの花にはほとんど蜜がないから
だそうです!
GWが終わり、新緑もだいぶ濃くなってきました。
土の中のミミズも動きが活発になり、
地上に這い出してくる頃ということを表しています。
5月11日からは、七十二候の「蚯蚓出(みみずいずる)」です。
みみずは土を食べ、中に含まれる有機物や微生物、
小動物を食べたのち、粒状の糞を排泄します。
その行為が土壌を団粒構造にして、植物が喜ぶ土に変えてくれるのです。
ミミズが活発に活動すればするほど、
土は耕され、豊かになっていきます。
私はあまり好きではないですけれど・・・
大雨が降ったあとに
道路のアスファルトや石畳を這っているミミズを見た事があります。
水分過多で息苦しくなって地上に出てきたのでしょうか。
身体がふやけて可哀想です。
ミミズはいわば畑の守護神。
今度、道路で見つけたら、そっと土に返してやりたいです。