キウイフルーツの花粉の取り方
キウイフルーツは雌雄異株性(雄株と雌株がないと実をつけない性質)だから同じ時期に花が咲く相性の良いオス木を近くに植えておくしかし、いつも開花のタイミングがあうとは限らないオスの花が間に合わなかった時のために、キウイフルーツのオス花の花粉を採取しておこう
①雄花を集める 花が開くと花粉が飛んでしまうので、 開花直前から当日開花の花を早朝のうちに採取する②葯をハサミで切り取る ③採取した葯をふるいにかける 花びらや不純物を取り除いて葯を紙などに広げる④葯を開かせる 常温に置くと、一晩ほどで葯が開き、花粉が出てくる⑤葯をふるいにかける 黒い紙の上で100~120メッシュのふるいで花粉を選別する⑥クッキングペーパーなどで粉薬のように包む
⑦瓶や缶の中に、包んだ花粉と、同量のシリカゲルを入れて密封する⑧冷凍庫で貯蔵する ※必ずシリカゲルを入れて冷凍保存する。 シリカゲルを入れないと花粉が湿気を帯び、 花粉の発芽率が低くなってしまう⑨解凍は、いったん冷蔵庫内で2日程度置き、 さらに常温で一晩おいて、湿気ないようにする
⑩新しく清潔な筆を用い、雌花に受粉させる
かなり根気と手間のいる仕事なので、時間が無いときは市販の花粉を購入すればよい