2024年2月3日土曜日

節分

節分はもともと年に4回ある、

立春・立夏・立秋・立冬の前日のことをいう。

しかしいつのころからか立春の前日だけを節分と呼ぶようになった。

それは冬から春へと移り変わり一年の始まりとする大切な日だから。

かつて中国では疫病をもたらすものは鬼と考えられていて

魔除けの力をもつ穀物で追い払う「追儺(ついな)」

という行事が行われていた。

仏教でいうところの鬼は煩悩や欲であり、

それが住み着いた人が災いの素になると考えられてきた。

昔から豆には邪気をはらうほどのエネルギーがあると信じられていた。

だから鬼を退治するには豆が一番。

豆を思いっきりまいて世の中の禍を、

自分の中の邪な心を祓い清め

新しい年を迎えたいものです。


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2024年1月16日火曜日

雉始雊(きじはじめてなく)

Lubos HouskaによるPixabayからの画像 


雉が雌を求めて鳴き始める頃。

雉の雄は「ケーン」と鳴いた後、
色鮮やかな羽をばたつかせて大きな音を出し、
メスに求愛するのですが、
メスに相手にされず無視される様子から
「ケンもほろろに断られた」の慣用句が生まれたそう。

この鳴き声や羽ばたきは縄張り争いでも発揮されます。
しかしヒートアップして我を忘れているうち
敵に見つかり命を落とすことも多々あるようです。
鳴き声や羽音で人間に撃ちとられてしまう様子を
「雉も鳴かずば撃たれまい」という諺が生まれ
不要なお喋りは災いを招くので慎むように 
と戒めに使われたりします。
他には「頭隠して尻隠さず」も雉が由来だそうです。

凛として前を向き、さっそうと歩く姿からは想像しがたいですが
油断だらけで、憎めない鳥ですね。


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2024年1月1日月曜日

雪下出麦(ゆきわたりてむぎのびる)

一面に積もった雪の下で麦が芽を出し始める頃。
越年草の麦は秋に種を蒔き、収穫は翌年の初夏です。
寒さにじっと耐え、雪の下でそっと出した芽を育みながら
春が来るのを待っています。




陰気がピークに達した冬至から1週間以上過ぎて
徐々に日が長くなってきているものの
一年のうちでいちばん心身への負担が大きい時期。
陽気が減るとエネルギーが足りなくなり
動悸、息切れ、胸の圧迫感など心臓の不調が増えます。
寒暖差でおこるヒートショックにも気をつけたいです。
陽気を補うために暖かい食べ物や飲み物をとって
体を冷やさないようにしたいものです。
しかし、暖かい飲み物でも飲み過ぎは禁物。
結果的に体を冷やすので注意が必要です。






冷えた体温めて気と血を補う力があるのがかぼちゃ。
胃腸に働いて消化吸収を高めます。

小松菜には鎮静作用があり、胃腸の働きを改善、便秘に効果が。
血液をサラサラにして高血圧の予防を期待できます。




2023年9月11日月曜日

宿根草と多年草の違い


宿根草とは、

毎年花を咲かせる草花や球根植物のこと。

多年草の一種だが

生育に適さない時期になると、地上部が枯れてしまう。

地下に根が残っているので、翌年再び花を咲かせることができる。

毎年植え付ける必要がなく植えっぱなしでOKなので、

経済的かつ手間要らずというメリットがある。

しかし、植物の状態がわかりにいくいため

植えっぱなしとはいえ、様子のチェックは欠かさずに。


多年草とは、

数年に渡って枯れず、毎年花を咲かせる植物のこと。

宿根草と違い、常緑で地上部分が一年中枯れない。

ただし、原産地では多年草であっても日本の気候に合わず、

1年で枯れてしまうこともある。


一年草とは、

発芽から開花・結実までのサイクルが一年で終わる草花のこと。

生育スピードが早く、花が咲いた後は枯れてしまうので、

管理が簡単なことがメリット。

春蒔きと秋蒔きのものがあり、季節に応じて豊富な種類が出回るので

初心者向き。



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2023年9月3日日曜日

苺の冬の間のお世話


12月を過ぎるとかなり寒くなってきて
外に出るのが億劫になりますね。
休眠期だからと安心しているといけません。
苺のお世話はあるのです。

枯れ葉を取り除く

①茶色く枯れた葉っぱを取り除き
 株元の風通しをよくすることは
 灰色かび病を防ぐことになる

②紅葉した葉っぱも取り除く
 葉緑素が無いものを置いておくのは無駄
 黄変したものもとってしまって良い


枯れ葉の取り除き方

 クラウンを押さえ、一方の手で葉の根元を持って
 外側にめくるようにすると取りやすい。
 慣れないうちはきれいなハサミを使う。





 

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2023年9月2日土曜日

苺の追肥のタイミング


 











苺の追肥について

1回目 植え付け後の11月中旬〜下旬
    化成肥料は三要素(8−8−8)が安心
    窒素分が多いと葉っぱやランナーの方に回り
    肝心の花や実が充実しない


2回目 マルチを張る直前の2月中旬〜下旬
    追肥後、マルチを張る前に雨が降らなければ
    水やりをすると肥料の効き目が良くなる



施肥のやり方
    畝の中央と肩の部分に
    一株あたり1回30〜50gが目安

苺の植え遅れに注意

市民農園から遠ざかってすっかり忘れてしまった
苺栽培のおさらいをしています。












9月下旬ごろから始まっていた苺の花芽分化と休眠は
気温や地温が下がる11月中旬ごろに最も深くなり
生育も足踏み状態に・・・

苺の花と実の数は苗を植えてからが勝負!
苺作りの勝敗は11月中旬までの間に決まる
といっても過言ではないそうです。
だから

植え遅れに注意!!


植え付けの適期は10月中旬〜下旬。
遅くとも11月上旬までに済ませるように!



植え付け時の注意

①クラウンを土に埋めない
 (かといって、クラウンが土から浮いているのもダメ)
②二条に植える場合、ランナーを中央に向けると
 実は外側につくため収穫しやすい
③一定期間低温に当てるべきなので
 最初からマルチは張らない方が良い