2023年9月3日日曜日
苺の冬の間のお世話
2023年9月2日土曜日
苺の追肥のタイミング
苺の植え遅れに注意
2023年9月1日金曜日
苺の栽培用地の準備
苺栽培の基本
露地で育てやすい品種を選ぶこと。
ハウス用の促成栽培品種との違いは
休眠の深さ。
寒冷地や中間地で休眠の浅い品種を植えても
目覚めが早過ぎて
良い花や実を期待できないばかりか
生育が旺盛になりランナーだらけになることがある。
家庭菜園の露地栽培に向く苺は
休眠の深さが中程度の
「宝交早生」や「東京おひさまベリー」が良い。
暖かい地方だと休眠の浅い
「さちのか」や「女峰」に挑戦することも可能。
寒冷地で露地栽培する場合は
休眠の深い「ダナー」が向いているそうです。
あまり聞いたことがない?ですね。
調べたら、とても古い品種で酸味が強い品種だそうです。
2022年12月1日木曜日
苺は眠りについた
寒気が流れ込んで一気に冬らしくなりました。
駅まで歩く間に鼻の先が冷たくなっちゃいました(^^;)
苺は秋からゆっくりと休眠に入る。
露地栽培の品種は11月中旬ごろが最も眠りが深い。
それから12月中頃までが自発休眠(自然休眠)で
さらに12月下旬から翌年3月までは
強制休眠に入り、低温で生育が停滞する。
自発休眠は5℃以下の低温に当たることで打破され、
眠りが深い品種ほど目覚めるためには
低温の期間が長く必要になる。
冬の途中で目が覚めないように
露地栽培には休眠が深いものか中間のものが向く。
ダナー 東京おひさまベリー 宝交早生
ハウス栽培や促成栽培には休眠の浅い品種が向く。
さちのか 女峰
章姫 紅ほっぺ (促成栽培向き)
ただし、イチゴの花は寒さに弱い。
3℃以下の低温に5時間以上当たってしまうと低温障害で
実がダメになるから注意が必要。
2022年11月10日木曜日
石垣いちご
石垣いちごとは
静岡市の久能海岸沿いの東西8キロにわたる有度山(日本平)の南斜面で
石垣を利用して栽培されている苺のこと。
この地域は非常に温暖で、
ビニールハウスがなかった時代は
石垣の石に蓄熱させて障子紙などで覆って寒気を防ぎ栽培したそうです。
今ではハウス栽培が主流。
暖かい温室の中にはミツバチがぶんぶん飛んでいて
真冬でも甘い苺が食べることができる。
形の良い苺を収穫するにはミツバチの働きが不可欠ですが・・・
ここでひとつの疑問が。
苺の蜂蜜って見かけませんよね?
「れんげの蜂蜜」「みかんの蜂蜜」「アカシアの蜂蜜」など
種類はたくさんあってそれぞれの花の香りがして美味しいのに
苺の蜂蜜はありません。
それは・・・
いちごの花にはほとんど蜜がないから
だそうです!
骨折り損な環境といえます。
何だか申し訳ないですね。
2021年2月20日土曜日
苺の育て方
苗の準備
苗は秋と春に出回る
茎の付け根部分(クラウン)が太いものを選ぶ
コンテナ
深めのプランターに培養土を入れ、
株間20㎝で植えつける
クラウンを埋めないように注意
株元を敷き藁などで覆うと
保温、保湿、実の防腐効果がある
畑
畝の準備 幅80㎝×高さ20㎝
かまぼこ型に畝を整える
完熟たい肥 3~5㎏/1㎡
有機石灰 200g/1㎡
肥料 米ぬか 600g/1㎡
(畝のセンターに深く埋めておく)
追肥 2月末に畝のセンターに少し
植えつけ 株間30㎝ 条間50㎝(2条植え)で浅めに
ランナーを内側に向けて植えると、
実は通路側につく
マルチ 2月末の追肥後にマルチをする
管理 枯れた葉や下葉はまめに取り除き、
根元を常にきれいにしておく →病害虫の予防
形の悪い実や傷んだ実は早めに取り除く
苺が色づき始めたらネットを張って鳥害対策をする
苺は受粉がうまくいかないと形がいびつになる
風や蜂まかせにせず、
毛筆用の筆や綿棒などに花粉を含ませ、
花の雌ずいに軽くこすりつけて受粉の手助けをする。
収穫中のランナーはすぐに切り取る
全体的に色づいたら収穫
連作 不可 2~3年あける
害虫 ナメクジ、アブラムシ、ハダニ、ヨトウムシ
センチュウ アザミウマ
病気 うどん粉病 苗立ち枯病
コンパニオンプランツ ネギ キンギョソウ ボリジ
苺の話
イチゴの原産地は南米。バラ科の多年草のひとつ。
正式にはオランダイチゴ属に含まれる。
苺は、農業上ではメロンやスイカと同じ野菜。
日本では果実は「木」になる物であり、
畑で作る草本類を野菜と定義づけているから…
しかし、市場では果物として扱われ、果物屋で販売されていることから
流通上は果物という扱い。
アイベリー
大粒になりやすく、40g前後のものが多い
甘さはそれ程強くはないが、ジューシーで酸味や香りなど調和がとれている。
章姫
大きい割りに中心部の空洞は出来にくく、果肉が柔らかくジューシーで、
酸味が少なく甘みが強い。表皮が柔らかく傷みやすいのが欠点か。
あすかルビー
果肉はやや固めだが果汁は多く、酸味がひかえめで甘味を引き立てる。
外観もよく粒が揃っている上、果実の中心まで色づくため断面も美しい。
あまおう
「とよのか」に代わるいちごとして、日本一を目指して作られた。
果実が大きく形が整っている、赤くてつやが良い、糖度が高い
という特徴を持つことから、「あ」かい、「ま」るい、「お」おきい、
「う」まいの頭文字をとって「あまおう」と名づけられた。
大きな実は赤くてつやが良い、糖度が高いのが特徴。
淡雪
「さがほのか」の変異株といわれる、白いちご。
果実はやや縦長の円錐形で、やや大き目。粒の揃いが良い。
適度な歯ざわりの実の糖度は13~15度程度。
酸味は少ないため甘さも感じることができる。
2021年1月11日月曜日
病気に強い苺の作り方
炭そ病は
胞子の飛散によって伝染する。
対策として、雨除けや空中採苗を行う
萎黄病は
土壌とランナーを通して伝染する
親株からすぐ隣の子株の伝染率は50パーセント、
ひ孫株は12パーセント と数値は下がり、
苗のとりかた
① 親株はプランターに植える
② 新しい用土を入れたポットに直接ランナーを受け、採取する
③ 雨よけをし、水分と土が葉に付かないようにする
土壌に触れさせないのがポイント
畑で採苗する場合は親株の周りにマルチを敷き、
水やりのときに泥はねが付かないように注意。
定植のしかた
7~8月にポットに受けた苗は9月中旬以降に花芽が分化するので
① 畝は30センチ以上の高畝にする。
第一花と第二花の両方を収穫するため栽培期間が長期にわたるので
根はりを深くする必要がある。マルチを張っておく
小さい苗を選ぶのは株の老化を遅らせるため
11月上旬から保温を始めると、クリスマスケーキに間に合う
露地栽培
① 畝は10センチ程度の高さでよい。(第一花のみの収穫だから)
路地で冬を越すため、寒さに強い苗が必要
株もとに藁などを敷いて果実が土に触れないようにする