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2023年9月3日日曜日

苺の冬の間のお世話


12月を過ぎるとかなり寒くなってきて
外に出るのが億劫になりますね。
休眠期だからと安心しているといけません。
苺のお世話はあるのです。

枯れ葉を取り除く

①茶色く枯れた葉っぱを取り除き
 株元の風通しをよくすることは
 灰色かび病を防ぐことになる

②紅葉した葉っぱも取り除く
 葉緑素が無いものを置いておくのは無駄
 黄変したものもとってしまって良い


枯れ葉の取り除き方

 クラウンを押さえ、一方の手で葉の根元を持って
 外側にめくるようにすると取りやすい。
 慣れないうちはきれいなハサミを使う。





 

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2023年9月2日土曜日

苺の追肥のタイミング


 











苺の追肥について

1回目 植え付け後の11月中旬〜下旬
    化成肥料は三要素(8−8−8)が安心
    窒素分が多いと葉っぱやランナーの方に回り
    肝心の花や実が充実しない


2回目 マルチを張る直前の2月中旬〜下旬
    追肥後、マルチを張る前に雨が降らなければ
    水やりをすると肥料の効き目が良くなる



施肥のやり方
    畝の中央と肩の部分に
    一株あたり1回30〜50gが目安

苺の植え遅れに注意

市民農園から遠ざかってすっかり忘れてしまった
苺栽培のおさらいをしています。












9月下旬ごろから始まっていた苺の花芽分化と休眠は
気温や地温が下がる11月中旬ごろに最も深くなり
生育も足踏み状態に・・・

苺の花と実の数は苗を植えてからが勝負!
苺作りの勝敗は11月中旬までの間に決まる
といっても過言ではないそうです。
だから

植え遅れに注意!!


植え付けの適期は10月中旬〜下旬。
遅くとも11月上旬までに済ませるように!



植え付け時の注意

①クラウンを土に埋めない
 (かといって、クラウンが土から浮いているのもダメ)
②二条に植える場合、ランナーを中央に向けると
 実は外側につくため収穫しやすい
③一定期間低温に当てるべきなので
 最初からマルチは張らない方が良い


2023年9月1日金曜日

苺の栽培用地の準備














苺という植物の特徴

根が浅く地表近くに広がる
加湿に弱い 空気を欲しがる



①9月初めに土づくりをしておく
 堆肥・腐葉土などの有機物と
 油粕・鶏糞・ぼかし肥などの有機質の元肥を入れて
 よく耕しておく。
 (魚粉やバッドグアノを使うと甘くなるらしい)

 窒素分が多い肥料はダメ。
 葉先が枯れたり、実の色づきが悪くなる


②植え付け2〜3日前までに
 土壌酸性度をpH5.5〜6.0に調整。
 (苦土石灰を用いる)
 
③高さ5〜10センチの畝を立てる
 水はけの悪いところは20〜30センチの高畝にする






苺栽培の基本

以前に教えてもらった苺栽培の基本を
おさらいしていこうと思います(^m^;)



家庭菜園で美味しいイチゴを作りたい場合は
露地で育てやすい品種を選ぶこと。








ハウス用の促成栽培品種との違いは
休眠の深さ。

寒冷地や中間地で休眠の浅い品種を植えても
目覚めが早過ぎて
良い花や実を期待できないばかりか
生育が旺盛になりランナーだらけになることがある。

家庭菜園の露地栽培に向く苺は
休眠の深さが中程度の
「宝交早生」や「東京おひさまベリー」が良い。

暖かい地方だと休眠の浅い
「さちのか」や「女峰」に挑戦することも可能。


寒冷地で露地栽培する場合は
休眠の深い「ダナー」が向いているそうです。
あまり聞いたことがない?ですね。
調べたら、とても古い品種で酸味が強い品種だそうです。




2022年12月1日木曜日

苺は眠りについた

 寒気が流れ込んで一気に冬らしくなりました。

駅まで歩く間に鼻の先が冷たくなっちゃいました(^^;)



苺は秋からゆっくりと休眠に入る。

露地栽培の品種は11月中旬ごろが最も眠りが深い。

それから12月中頃までが自発休眠(自然休眠)で

さらに12月下旬から翌年3月までは

強制休眠に入り、低温で生育が停滞する。


自発休眠は5℃以下の低温に当たることで打破され、

眠りが深い品種ほど目覚めるためには

低温の期間が長く必要になる。


冬の途中で目が覚めないように

露地栽培には休眠が深いものか中間のものが向く。

  ダナー 東京おひさまベリー 宝交早生 


ハウス栽培促成栽培には休眠の浅い品種が向く。

  さちのか 女峰

  章姫 紅ほっぺ (促成栽培向き)


ただし、イチゴの花は寒さに弱い。

3℃以下の低温に5時間以上当たってしまうと低温障害で

実がダメになるから注意が必要。



2022年11月10日木曜日

石垣いちご

石垣いちごとは

静岡市の久能海岸沿いの東西8キロにわたる有度山(日本平)の南斜面で

石垣を利用して栽培されている苺のこと。

この地域は非常に温暖で、

ビニールハウスがなかった時代は

石垣の石に蓄熱させて障子紙などで覆って寒気を防ぎ栽培したそうです。












今ではハウス栽培が主流。

暖かい温室の中にはミツバチがぶんぶん飛んでいて

真冬でも甘い苺が食べることができる。

形の良い苺を収穫するにはミツバチの働きが不可欠ですが・・・

ここでひとつの疑問が。


苺の蜂蜜って見かけませんよね?

「れんげの蜂蜜」「みかんの蜂蜜」「アカシアの蜂蜜」など

種類はたくさんあってそれぞれの花の香りがして美味しいのに

苺の蜂蜜はありません。

それは・・・

いちごの花にはほとんど蜜がないから

だそうです!

ミツバチは仕方なく花粉を集めているのですが

それさえも少なくて・・・

骨折り損な環境といえます。

温室の中はミツバチにとってはパラダイスとは言い難いところ。

何だか申し訳ないですね。

ミツバチには感謝しないといけませんね。


2021年2月20日土曜日

苺の育て方

苗の準備

苗は秋と春に出回る

茎の付け根部分(クラウン)が太いものを選ぶ


コンテナ

深めのプランターに培養土を入れ、

株間20㎝で植えつける

クラウンを埋めないように注意

株元を敷き藁などで覆うと

保温、保湿、実の防腐効果がある


畝の準備 幅80㎝×高さ20㎝ 

     かまぼこ型に畝を整える

     完熟たい肥 3~5㎏/1㎡

     有機石灰  200g/1㎡

肥料   米ぬか 600g/1㎡ 

     (畝のセンターに深く埋めておく)

追肥   2月末に畝のセンターに少し


植えつけ 株間30㎝ 条間50㎝(2条植え)で浅めに

     ランナーを内側に向けて植えると、

     実は通路側につく

マルチ  2月末の追肥後にマルチをする


管理   枯れた葉や下葉はまめに取り除き、

     根元を常にきれいにしておく →病害虫の予防

     形の悪い実や傷んだ実は早めに取り除く

     苺が色づき始めたらネットを張って鳥害対策をする


     苺は受粉がうまくいかないと形がいびつになる

     風や蜂まかせにせず、

     毛筆用の筆や綿棒などに花粉を含ませ、

     花の雌ずいに軽くこすりつけて受粉の手助けをする。

     

     収穫中のランナーはすぐに切り取る

     全体的に色づいたら収穫


連作   不可 2~3年あける


害虫   ナメクジ、アブラムシ、ハダニ、ヨトウムシ

     センチュウ アザミウマ


病気   うどん粉病 苗立ち枯病


コンパニオンプランツ ネギ キンギョソウ ボリジ




苺の話

イチゴの原産地は南米。バラ科の多年草のひとつ。

正式にはオランダイチゴ属に含まれる。

苺は、農業上ではメロンやスイカと同じ野菜。

日本では果実は「木」になる物であり、

畑で作る草本類を野菜と定義づけているから…

しかし、市場では果物として扱われ、果物屋で販売されていることから

流通上は果物という扱い。




アイベリー

大粒になりやすく、40g前後のものが多い

甘さはそれ程強くはないが、ジューシーで酸味や香りなど調和がとれている。


章姫

大きい割りに中心部の空洞は出来にくく、果肉が柔らかくジューシーで、

酸味が少なく甘みが強い。表皮が柔らかく傷みやすいのが欠点か。


あすかルビー

果肉はやや固めだが果汁は多く、酸味がひかえめで甘味を引き立てる。

外観もよく粒が揃っている上、果実の中心まで色づくため断面も美しい。


あまおう

「とよのか」に代わるいちごとして、日本一を目指して作られた。

果実が大きく形が整っている、赤くてつやが良い、糖度が高い

という特徴を持つことから、「あ」かい、「ま」るい、「お」おきい、

「う」まいの頭文字をとって「あまおう」と名づけられた。

大きな実は赤くてつやが良い、糖度が高いのが特徴。


淡雪

「さがほのか」の変異株といわれる、白いちご。

果実はやや縦長の円錐形で、やや大き目。粒の揃いが良い。

適度な歯ざわりの実の糖度は13~15度程度。

酸味は少ないため甘さも感じることができる。





2021年1月11日月曜日

病気に強い苺の作り方


苺は炭そ病や萎黄病などの伝染病にかかりやすい

炭そ病
胞子の飛散によって伝染する。
葉の結露と付着した土がよくない。

対策として、雨除けや空中採苗を行う


萎黄病
土壌とランナーを通して伝染する
親株からすぐ隣の子株の伝染率は50パーセント、
孫株は25パーセント、
ひ孫株は12パーセント と数値は下がり、
5代目でほぼ0パーセントになる

対策として、親株から3株目以降の苗を採取する



苗のとりかた

① 親株はプランターに植える
② 新しい用土を入れたポットに直接ランナーを受け、採取する
③ 雨よけをし、水分と土が葉に付かないようにする

土壌に触れさせないのがポイント
畑で採苗する場合は親株の周りにマルチを敷き、
ランナーをポットに受ける


水やりのときに泥はねが付かないように注意。
株もとに静かに与える



定植のしかた

7~8月にポットに受けた苗は9月中旬以降に花芽が分化するので
9月中旬~10月中旬に定植する



温室栽培(ビニールトンネル)

① 畝は30センチ以上の高畝にする。
  第一花と第二花の両方を収穫するため栽培期間が長期にわたるので
  根はりを深くする必要がある。マルチを張っておく

② 9月中旬~下旬に若くて小さい苗を植える
  小さい苗を選ぶのは株の老化を遅らせるため

③ 第一花の開花後40日で収穫できる
  11月上旬から保温を始めると、クリスマスケーキに間に合う



露地栽培

① 畝は10センチ程度の高さでよい。(第一花のみの収穫だから)

② 10月上旬~中旬に充実した大きい苗を植える
  路地で冬を越すため、寒さに強い苗が必要

③ 春先に開花する
  株もとに藁などを敷いて果実が土に触れないようにする