ラベル 菜園用語 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 菜園用語 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2023年9月11日月曜日

宿根草と多年草の違い


宿根草とは、

毎年花を咲かせる草花や球根植物のこと。

多年草の一種だが

生育に適さない時期になると、地上部が枯れてしまう。

地下に根が残っているので、翌年再び花を咲かせることができる。

毎年植え付ける必要がなく植えっぱなしでOKなので、

経済的かつ手間要らずというメリットがある。

しかし、植物の状態がわかりにいくいため

植えっぱなしとはいえ、様子のチェックは欠かさずに。


多年草とは、

数年に渡って枯れず、毎年花を咲かせる植物のこと。

宿根草と違い、常緑で地上部分が一年中枯れない。

ただし、原産地では多年草であっても日本の気候に合わず、

1年で枯れてしまうこともある。


一年草とは、

発芽から開花・結実までのサイクルが一年で終わる草花のこと。

生育スピードが早く、花が咲いた後は枯れてしまうので、

管理が簡単なことがメリット。

春蒔きと秋蒔きのものがあり、季節に応じて豊富な種類が出回るので

初心者向き。



ランキングに参加しています。 応援して下さると嬉しいです!

 

 






2021年4月20日火曜日

苗半作(なえはんさく)

農業では、

立派な苗が育てば栽培の半分は成功した

と言う意味を持つ「苗半作」と言う言葉がある。

立派な苗を育てることが

立派な株を育てることにつながるから。


良い苗とは…

茎が太く、葉と葉の間が詰まっている

葉の色が濃くがっしりしている

根張りが良いものはポットの底から根が見えるほど


悪い苗は真逆

葉の色が薄く葉と葉が間延びしている

ひょろひょろしていて軽い

土の表面にコケが生えていたり、虫害がある


苗の購入

たくさん出回っている最盛期をえらぶ

早すぎてもおそすぎてもだめ

品ぞろえの良い店でしっかりチェックする

通販は評判の良い信頼度の高い店にする


購入したらすぐに植え付け

できないときは、

一回り大きなポットに植え替えておく



2013年8月7日水曜日

早生・中生・晩生とは

同じ種類の植物(草木花や野菜全般)でも、
品種によっては生育期間の違いがあるものを
早生、中生、晩生とわけている


中生が一般的な時期に開花・収穫できる品種をさす


早生は、
一般的な開花時期または収穫時期よりも、
早く開花したり収穫できたりする品種

もっと早く開花したり収穫できたりするものを、
極早生と呼ぶ


晩生は、
一般的な開花時期または収穫時期よりも、
遅く開花したり収穫できたりする品種


ベテランになると同じ作物で使い分け、長く収穫しているが
初心者には
収穫まで短期間で済む「早生種」が得策だ

2013年7月29日月曜日

根粒菌とは

大豆などの根っこにくっついている数ミリメートルの瘤(こぶ)のようなもの
これが根粒と呼ばれ、その中に住むバクテリアの一種が根粒菌

根粒菌は大気中の窒素をアンモニアに変換する働きがある
これを窒素固定といい、植物の生育に欠かせない窒素を大豆に供給する

大豆以外にも、エンドウ豆やクローバーなどのマメ科植物なら
ほとんどが根粒菌と共生し、窒素固定をしている
土壌改良や緑肥(土壌にすき込んで肥料にする)に使われ
最近注目されているのが ヘアリーベッチだ



化学肥料のアンモニアは窒素と水素を1000気圧という超高圧、
500℃という高温のもとで化学反応させて作るが
莫大なエネルギーを消費してしまう

根粒菌は自然界において、何のエネルギーも必要とせず、
天然の肥料を生み出す最高にエコな生物なのだ





2013年7月25日木曜日

固定種とは












固定種とは、
特定の地域の気候風土のなかで何世代にもわたって選別・淘汰され、
その地域の風土に合った種として固定化したものを指す
伝統野菜あるいは地方野菜、地場野菜などと呼ばれている

丹波の黒豆や大納言小豆などがその代表的な例
同じ大納言小豆でも、丹波産のそれと北海道産では、
形や大きさ、味や品質もまるで違う

味は良いが大きさや形も不揃いという欠点があり、大量生産には向かない
しかし、地域の環境に適合しているため、病害虫に強いとされている



自家採種する場合は注意が必要

種をとろうとする株は、アブ、ハチなどによる他品種との交雑を避けるため
防虫ネットで覆い、ほかから隔離しておく必要がある
またアブラムシなどによるウイルス病が種に遺伝するのを防がなければならない
受粉は人工授粉が鉄則である




2013年6月13日木曜日

ワクチン接種苗と接ぎ木苗の違い


















ワクチン接種苗は、キュウリモザイクウイルスを予防するために
弱毒ウイルスを接種してある苗の事で、人間のワクチンの考え方と同じ

熱処理などで毒性を弱めたウイルスを先に接種しておくと、
ウイルス同士の干渉作用により、
別のウイルスに感染しにくくなる効果を狙ったもの

ワクチン接種苗は、
単にキュウリモザイクウイルス病を回避できる可能性があるだけ
連作に強いわけではない


連作障害の原因は
ウイルスではなく土壌に含まれる自家中毒物質の蓄積現象だから


接ぎ木苗は、
土壌障害でかかる萎ちょう病、青枯病等にかかりにくい品種を
台木にして苗を接いだもの


連作傷害を防ぎたい場合は接ぎ木苗がよい





2013年4月30日火曜日

有機農法
















別名オーガニック農法。

無農薬、無化学肥料を基本とし、堆肥で土壌を改善、
微生物や昆虫の働きを得て、健康で丈夫な野菜を育てる農法

自然界では微生物が有機物を分解し、それを植物が吸収して育ち、光合成で次世代を作り出す
われわれ動物はそれをもらって生きている
動物もまた命が終われば土の上に倒れ、それを微生物が分解する
土の中、水の中、地球上のありとあらゆる生命がすべて食物連鎖でつながっている

大きな環の中に生きているということを思い起こし、
自然で健全な食物連鎖を目指す農法