これはモグラ塚。
なぜ畑にモグラが多いのだろう。
家庭菜園では収穫後の野菜の残がいをそのまま畑に埋めてしまうことが多い。
当然、生のまま…
有機物は土の中で分解され、堆肥になるが
分解に一役買うのがダンゴ虫やミミズ。
彼らは未熟な有機物が大好きで、せっせと食べて分解し、自らも大繁殖する。
ミミズのいる畑は肥えていていい土 と思われているようだが
実は、違う。
いい土とは言えない、ほんの初期段階の状態なのだ。
モグラはミミズが大好物。一日にほぼ体重と同じ量のミミズを食べるという。
大量の食糧を求めて菜園に侵入してくるというわけ。
肉食だから野菜を食べるわけではないけれど、
縦横無尽にトンネルを掘るため、通り道にあたった野菜の根は傷んでしまう。
ミミズ以外にもネキリムシやコガネムシの幼虫も食べてくれるらしいから
一概に害獣とはいえないけれど。
モグラの侵入を防ぐには、野菜の残渣を直に入れない事。
コンポストなどで堆肥化してからにするか、
よく乾かして燃やし、草木灰にして土に返すようにする。