ラベル 土と肥料 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 土と肥料 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2021年4月5日月曜日

種まき肥料


チッソ3% リン酸4% カリ2% マグネシウム0.15%

特長

土に混ぜてすぐに種まきができる

穏やかに効く

丈夫な苗を育てるケイ酸が含まれている


使い方

注意! 肥料入りの土には使用しないこと


種まきをする土に混ぜる 1Lあたり5〜10g

5gは小さじ1杯

根痛みを防ぐためによく混ぜておくこと


追肥

ポット上げ後、苗に触れないよう数箇所に散布

肥料の効果は約3週間



2021年2月16日火曜日

肥料の種類

普通化成

鉱物など自然界の無機物を原料を科学的に加工。

水に溶ければすぐに吸収される即効性がある。

元肥でも、追肥としても扱いやすい。

窒素:リン酸:カリ = 8:8:8 のものが良い。



有機化成

リン鉱石やカリ鉱石などの無機物に、

有機質肥料を混ぜ込んで粒状に加工。

即効性の化学肥料と緩効性の有機肥料の2つの特徴を併せ持つ。

有機質由来の窒素成分を0.2%以上含んでいれば「有機」と表示できるため、

有機成分が少ない製品があるので注意が必要。



有機化成配合肥料

油かすや魚かすなどの有機質肥料に、化成肥料の粒を混ぜ合わせたもの。有機質肥料だけでは不足しがちな成分を化成肥料で補っている。

有機質肥料の割合が多ければ土づくり効果も期待できる。

有機化成肥料は1粒の中に化学肥料の成分と有機質肥料が入っているが、

有機化成配合肥料は双方の原料を単に混ぜ合わせただけ。

むらが出やすいので注意が必要。



有機100%の配合肥料

油かすや魚かすなど複数の有機質肥料を混ぜた肥料。

100%有機物なので有機栽培に使われる。

ゆっくりと効果が現れて長く効く緩効性で土壌改良効果がある。

配合前に材料を発酵させた製品もある。

製品により成分比や成分量にばらつきがある。

有機化成などより窒素、リン酸、カリの量が少ないものが多い。



ボカシ肥

油かすや鶏糞、米ぬかなどの有機質肥料を混ぜ合わせて発酵させ、分解を進めた肥料。

あらかじめ発酵させているので根から吸収されやすい。

ぼかし日は市販品もあるが自分で作ることも可能。





2021年2月15日月曜日

畑の準備その3

肥料を施す


土の栄養分は野菜を繰り返し育てることで減少していく。

そのため肥料を施して補う必要がある。

肥料は原料により有機質肥料と化学肥料に分けられる。


有機質肥料…動物の分や米ぬかなど有機物から作られるもの。

      効き目が現れるまで時間がかかるが効果は長続きし

      地中の微生物も増える。


化学肥料……鉱物や空気中の窒素など自然界の無機物

      即効性のものが多く水に溶ければすぐ効果がある。




野菜が必要とする重要な栄養素は

窒素  N…葉や茎をのばす

リン酸 P …花や実をつけさせる

カリ  K …根の生育をのばす

それら3つの成分が8%ずつ含まれた8・8・8の有機化成肥料は

有機肥料と化成肥料の性質を併せ持った肥料で、扱いやすい。



植えつけの一週間前に畑に撒き、

深さ2~30㎝までよく耕す。




2021年2月13日土曜日

石灰の種類

苦土石灰 

原料は、天然の鉱物ドロマイト原石。

主成分は炭酸カルシウムと炭酸マグネシウム。

粒状と粉状のものがある。アルカリ分は53%以上。

石灰(カルシウム)苦土(マグネシウム)を同時に補給できる。

水には溶けにくく効き目は穏やか。


カキ殻石灰

牡蠣殻の塩分を取り除き、乾燥か焼成して粉砕したもの。

アルカリ分は40%程度。

窒素、リン酸、カリなどの肥料成分のほか、

海水ミネラルによる、鉄、マンガン、ホウ素などの微量要素も含む。

有機栽培でよく使われる、有機石灰。

効き目が現れるまで時間がかかるが、効果は持続性がある。


消石灰

石灰岩を焼いて粉にした消石灰に水を加えて反応させた、

水酸化カルシウムのこと。

一般的には白い粉末(粒状のものもある)

水に溶けやすく速やかに土のペーハーを上げることができる。

アルカリ分は60%以上と高いアルカリ性のため、素手では触らないようにする。


貝石灰

古代の貝殻を中心に、魚類やサンゴ、ケイ藻類が堆積して化石化したものを粉砕した有機石灰。

アルカリ分は35から45%程度。

主成分である炭酸カルシウムのほかにマグネシウムや鉄などの微量要素を含む。

効果は穏やかで効き目が現れるまで時間がかかるが持続期間も長い。




畑の準備その2

石灰を施す


土に含まれるアルカリ性のミネラル分は水に溶けやすく

雨の多い日本ではおのずと酸性に傾いていく。

(硫安などの窒素肥料を使い続けることでも土は酸性になる)


多くの野菜は、ph6から6.5の土が生育に適していて、

酸性度の強い土ではうまく育たない。


野菜を作る前に、

酸性に傾いて畑にアルカリ性の石灰を施すことで、

土のペーハーを調整する必要がある。


石灰の主成分はカルシウム。

植物の生育に欠かすことのできない栄養素の1つで、

植物の細胞壁を強くするなどの働きもある。


石灰取材にはいくつかの種類があるが、苦土石灰がよい。

種まきや植え付けの2週間前に畑全体に巻いてよく耕しておく。

1平方メートルあたり150グラムが目安。

粒状の苦土石灰は3握り程度が目安。


苦土石灰に含まれるマグネシウムは野菜の生育に不可欠なもの。

苦土石灰ならペーハー調整に加え、

カルシウムとマグネシウムの補給もできる。



2021年2月10日水曜日

おすすめの堆肥

馬ふん堆肥

馬ふんと敷き料を混ぜて発酵させたもの。

繊維質が多く含まれるため土がふかふかになる。

通気性、保水性、排水性が高まる。

土が固い畑や水はけの悪い畑、粘土質、砂質の改善に役立つ。


牛ふん堆肥

牛ふんを発酵させたもの。

繊維質が豊富。おがくずが含まれている場合がある。

馬ふん堆肥より肥料分が多く、分解がゆっくりで効果が持続する。

土が固い畑や水はけの悪い畑、粘土質、砂質の改善に役立つ。


豚ぷん堆肥

豚ぷんを発酵させたもの。

主に穀物を餌に与えられているため肥料分が多いが繊維質は少ない。

土をふかふかにする効果は低い。


腐葉土

広葉樹(クヌギ、͡コナラなど)の落ち葉を発酵させたもの。

肥料分はほとんどないが繊維質が非常に多く、

土をふかふかにする効果に秀でている。





2021年2月7日日曜日

畑の準備その1

堆肥を地面に撒く


堆肥は、落ち葉や家畜分などの有機物を発酵させたもの。

畑に漉き込むと、堆肥の成分や堆肥を餌にする微生物の働きで、

土がふかふかになる。

そして、通気性や排水性が高められ、野菜の生育に適した土になっていく。


堆肥と肥料は混同されがちだが、目的が違う。

肥料は 野菜への養分の供給。

堆肥は 土づくり (堆肥にも若干の肥料分は含まれてる)


野菜を作り始める3週間以上前に畑の全面に撒いて

巻いて深さ20~30センチまでよく耕す。

はじめは野菜作りに向いていない畑でも

続けているうちに少しずつ良い土にになっていく


堆肥はいくつかの種類があるが、

未熟な状態では有害なガスや熱を発生させ野菜に悪影響を及ぼす。

必ず完熟したものを使用すること。



2021年2月1日月曜日

堆肥はすぐには効かない



堆肥は
土の中の微生物の働きで分解されて
ようやくその効果を発揮し始める。

畑に入れて
すぐに効果があらわれるわけではない。

完熟堆肥でも、
肥料分を溶け出させるには時間が必要。
土壌改良ができるのはスッと先。

だから、

堆肥は植え付けや種まきの3週間前に施す。


未熟な堆肥はさらに時間を置くか、
畑を休眠させている時に使うようにする。








2020年5月16日土曜日

畑で有用菌を増やす方法


1 善玉菌(微生物)に餌とすみかを与える


  すみかには栄養分が少ない資材がよい

    もみ殻燻炭
    ゼオライト・化石サンゴ


  餌は他の微生物が分解しにくいものがよい

    もみ殻・稲わら・麦わら(セルロースやリグニン)
    カニ殻(キチン質)・廃菌床 


2 有用菌を増やす


    緑肥作物 効果は長続きしないが
         土着の微生物を一気に増やすことができる

    中熟堆肥 土の中で分解を進ませ土壌を改良する
         土着の微生物を活性化させる

    完熟堆肥 よい微生物を安定供給できる


3 共生関係をつくる

  植物の根は病原菌を寄せ付けない多糖物質で自己防衛をしている
  よい微生物を含む土で育苗すると、
  早い段階で微生物との共生をはじめ、病気に強くなり生長がよい








2019年10月26日土曜日

化学肥料とは

化学肥料とは、化学的な合成や加工の工程を経て
無機質原料から作られた肥料のこと。

市販されているもののほとんどが化学肥料である。

尿素や緩効性肥料などは有機化合物だが、
これも化学的な工程で作られているので化学肥料になる。

鉱石を採掘し、粉砕・精製のみで作られる
塩化カリウムのような肥料も、
無機質原料を使っているので化学肥料だ。


一方、有機肥料とは、
動植物からとれる有機物のうち
窒素・リン・カリウムを含むものを原料とした肥料のこと。

肥料成分の含有量が少ないので、大量に施肥してしまっても
肥えやけや塩分濃度が濃くなったりと障害が出にくい。
また有機物は微生物の餌となるため、土壌改良に良いといわれている。

有機肥料の欠点は供給量が少ないせいで価格が高いこと。
しかも化学物質は家畜の餌に含まれている可能性があるから
つきつめればきりがない。




結局のところ、
植物はチッソ・リン・カリウムに分解された栄養分を
根から吸収して生育することになるので

はじめから化学的に作られた肥料でも何ら支障はない。





2018年4月29日日曜日

耐酸性ランキング




















日本の土壌は酸性だから、
植えつけ前には
必ず石灰を入れて中和するように

と、本には書いてあるけれど

やたら滅多に投入するのはダメ。
ジャガイモなど
弱酸性が好きな野菜は
アルカリ性に傾くと
そうか病になりやすくなる。

植えつけ前に土壌酸度を測定しよう。



酸性に強い野菜ランキング

1 pH5.0~5.5 → 
    ジャガイモ スイカ サツマイモ

2 pH5.5~6.0 → 
    トウモロコシ カボチャ カブ 小松菜 
  ゴーヤ インゲン 里芋 

3 pH5.5~6.5 → 
    ピーマン エンドウ 白菜 レタス
  トマト オクラ キュウリ キャベツ


でも、酸性に弱い野菜は
やはり中和してやらないと…
  
  pH6.0~7.0 → 
  法蓮草 玉ねぎ 葱



消石灰のやりすぎは土を固くするので
有機石灰や草木灰がベター。


2013年4月7日日曜日

畑のメタボに注意!




土づくりのために堆肥を使う。
でも、入れすぎにも注意が必要。

肥料の代わりにはならないといわれているが、
堆肥にも肥料は少しだけ含まれている。


特に牛糞堆肥など動物性のものは
落ち葉堆肥などに比べて肥料分が多い。

堆肥を大量に使うとチッソ過多 になる。



継続して投入し続けると土壌汚染の原因に。


雨水で流れると
近隣の菜園家の迷惑になる恐れがある。


堆肥を投入するときは使用量に気をつける



1平方メートルに対し2キロ が限度。



意外と少ない…



良質の牛フンを使用した、

圧縮牛フン堆肥 

手が汚れず、まきやすいのが好き。




2013年4月6日土曜日

土づくり



野菜をうまく育てるにはまず、土づくり!

1 土を耕す

スコップや鍬で土を 深さ30㎝ 掘り起し、細かく砕く。

天地を返すようにしておく。
雑草や石、ごみなどを取り除く。


2 酸度を測定する

野菜のほとんどはpH6.0~6.5の弱酸性でよく育つ。

酸度測定器で土の酸度を調べる。
pH6.0未満の場合は、酸度を調整する必要がある。

植えつけの1カ月前に、
石灰(苦土石灰)を土に撒いて軽く混ぜ合わせておく。

1㎡あたり、100~150g


3 団粒構造をつくる

酸度の調整が終えて2週間ほど経ったら、堆肥を混ぜる。

堆肥は土の粒に混ざり
大きな粒(団粒構造)を作る
堆肥を入れると土と土の間に隙間をができて
通気性や水はけがよくなる。

堆肥は水分や養分の保持にも役立つ。
植物に必要な土の環境を整える微生物の住処となる。

1㎡あたり、2kg程度


3 肥料を施す

肥料は植物が育つために必要な養分

栽培を始める前に、
有機肥料の牛糞、鶏糞、油かす、骨粉などを土にすき込んでおく。

育てる野菜によって施す種類や量が違う ので注意が必要!




2013年4月2日火曜日

野菜を植える場所が無いとき

家庭菜園ブームですね。
何か育ててみたいな~

でも、ワンルームでベランダもない!



なら、これはどう?





ペットボトルで栽培可能なキットが売られているよ。