2013年6月13日木曜日

ワクチン接種苗と接ぎ木苗の違い


















ワクチン接種苗は、キュウリモザイクウイルスを予防するために
弱毒ウイルスを接種してある苗の事で、人間のワクチンの考え方と同じ

熱処理などで毒性を弱めたウイルスを先に接種しておくと、
ウイルス同士の干渉作用により、
別のウイルスに感染しにくくなる効果を狙ったもの

ワクチン接種苗は、
単にキュウリモザイクウイルス病を回避できる可能性があるだけ
連作に強いわけではない


連作障害の原因は
ウイルスではなく土壌に含まれる自家中毒物質の蓄積現象だから


接ぎ木苗は、
土壌障害でかかる萎ちょう病、青枯病等にかかりにくい品種を
台木にして苗を接いだもの


連作傷害を防ぎたい場合は接ぎ木苗がよい