ワクチン接種苗と接ぎ木苗の違い
ワクチン接種苗は、キュウリモザイクウイルスを予防するために弱毒ウイルスを接種してある苗の事で、人間のワクチンの考え方と同じ熱処理などで毒性を弱めたウイルスを先に接種しておくと、ウイルス同士の干渉作用により、別のウイルスに感染しにくくなる効果を狙ったものワクチン接種苗は、単にキュウリモザイクウイルス病を回避できる可能性があるだけ連作に強いわけではない
連作障害の原因はウイルスではなく土壌に含まれる自家中毒物質の蓄積現象だから接ぎ木苗は、土壌障害でかかる萎ちょう病、青枯病等にかかりにくい品種を台木にして苗を接いだもの
連作傷害を防ぎたい場合は接ぎ木苗がよい