2021年4月1日木曜日

種の話

ほんとうに美味しい野菜の種は
一般に売られていない可能性がある。
形がふぞろいだったり、日持ちが悪く流通に適さない
という理由で、
とても美味しいのに日の目を見ない種がある。

スーパーに並んでいる品種は
見た目が良く病害虫に強い、日持ちが良いもの。

しかし、美味しいものは虫も好むので
無農薬、低農薬の栽培者からは嫌われる。
病害虫に強い品種は、作る側からみれば喜ばしいが
虫が食べないような野菜って実際はどうなのか?

日持ちがいいのは流通業者や販売店での必須条件だ。
柔らかくて美味しい品種は日持ちが悪く、
運搬の途中で傷んでしまうため商品にならず敬遠される。
結果的に皮の固いものになる傾向がある。

生産者が重視するのは見た目と収穫量の多さ。
扱いやすく、日持ちがして、多産であれば、味は二の次。

消費者は虫食いが無く、美味しそうに見えるきれいな形で、
傷んでいない野菜を選びますからね。
大体、スーパーにはそういう野菜しか売っていないから
他と比べようがないから
味も、こんなものかな と思っているのだ。




家庭菜園では、数より、見た目より、味でしょう!
それと、作りやすさ!

できればいろんな種類の野菜を作りたい。
失敗したっていいんです。
だって、売るわけじゃないから。
自分の食べたいものを、食べたいだけ。
自分の欲望のままに作るのです。

そんな時、ちょっと困るのが種のこと。
多品種栽培をしたくてあれこれ買うと
種の価格も馬鹿にならない…
こんなに要らないのに種袋にはたくさん種が入っていて
家庭菜園では持て余す結果になる。

種には寿命があって、
物によっては2年ほどでダメになるものも。
数年持つものでも年々発芽率は低下していく。
もったいないことです。

ダイソーなど100均ショップを利用します。
珍しい野菜の種は菜園仲間と共同購入して
わかちあっています。
聞くところによると
少量でも売ってくれる種屋があるらしいです。
食べまき という方法もありますね。