桜より少し早く、梅に似た花を咲かせる。
薄紅色の花は一重のほか、八重咲きの品種もある。
葉は卵円形で縁には鋸歯がある。
中国から日本へ伝わった当初は
「唐桃(からもも)」と呼ばれ、
中国では漢字で「杏子」と書いたことから
日本でも あんず と呼ぶようになった。
6月ごろになる橙色の実はジャムなどに加工され
種子の中の「仁(さね)」は「杏仁」と呼ばれ
生薬や風味付けに利用される。
杏仁豆腐のあの香りですね(^^)
自家受粉では品質が落ちるため
他品種を植えるなければならないが
容易に交雑するので注意が必要。
耐寒性があり、比較的涼しい地域で栽培されている。
6〜7月に雨量が少ないことが必須条件。
乾燥には強く排水不良に弱いので
粘土質の水はけの良い土壌が適している。
新しい品種「おひさまコット」や「ニコニコット」は
直結実性で受粉樹が必要ないそうです!