2020年2月27日木曜日

ポテトチップスが国産芋な理由













ジャガイモの栽培に成功するコツは…
食用ではなく、必ず種イモ用の芋を用意すること

栽培用に作られた種イモは、
耐病性が高く安全で、
確実な収穫量が見込める

ジャガイモは
種いもを経由して伝染するウイルス病、
細菌、菌、害虫といった病害虫が多い

食用として流通しているものは、
アブラムシの防除をしていないため
アブラムシが媒介する
ウイルス病にかかっていることが多い
葉巻病や、Yモザイクウイルス病の因子を
持っている可能性がある

食用のジャガイモを植えると
「そうか病」や「黒あざ病」になり、
収穫量が劣ることがある

特に恐ろしいのは、
ジャガイモの特産地で栽培中に発生した
ジャガイモシストセンチュウの卵が
土と一緒に芋の表面に付いていることがあること
もしもそういった芋を植えてしまうと
知らないうちに土壌が汚され
そののち長い間、
病気や減収に悩まされることになる

すべてではないが、
そういった危険性があることを重々承知し
リスクできるだけ回避しなければならない。
(もちろん、食用いもを食べる分には何ら心配はない。
あくまでも食用の芋を植えた場合の問題提起)


日本は植物防疫法第7条第1項により
「土又は土の付着する植物」の輸入を禁止している
ポテトチップス用の芋がすべて国産なのはそのため







2020年2月24日月曜日

家庭菜園の向き不向き

初心者向けの野菜は何か より
どのくらいの頻度で畑に通えるか を考える。

遠かったり、
忙しくてほとんど畑に行けない人は
収穫するまで放置しても大丈夫な
ジャガイモ、サツマイモ、
ゴボウ、ショウガ、里芋 


植えた後、しばらく行けないかも知れない人は
大根、人参、キャベツ、白菜、ホウレン草


一週間に一度程度は必ず通える人は
ピーマン、ホウレン草、レタス、スイカ、大根


3日に1度は通える人は
カブ、トウモロコシ、アスパラガス、苺、
トマト、ナス、インゲン


毎日通える人は
エンドウ豆、キュウリ


特にキュウリは実が大きくなるのが早い。
朝と夕方の2回は収穫しないといけないので
毎日通えないのならやめた方が無難。

エンドウ豆も若いものが柔らかくて美味。
しかもとればとるほど莢がつく性質だから
収穫に十分な時間が割けない場合はハードルが高い。




2020年1月1日水曜日

一年の計は元旦にあり

一年の計画は年の初めの元旦に立てるべき。
物事を始めるにあたっては、
最初にきちんとした計画を立てるのが大切だということ。

農事暦 (のうじれき・のうじこよみ)は農事に従う人たちに必要な事項を注した暦。
農事はまず季節を知ることが重要で、そのため太陰太陽暦時代の東洋における暦の二十四節気はその基をなすものであった。これに播種(はしゅ)・収穫・施肥などの時期、あるいはとくに気象上注意すべき時期、さらに豊作を祈念し収穫を感謝する祭りの日などを記載した暦書が農事暦である。
日本大百科全書(ニッポニカ)より引用



お正月休みの間に、
今年の栽培計画を練ってみようと思います。

エクセルで作ろうとしたら→ ネット にいろいろありました。



2019年12月8日日曜日

水仙の育て方

植付時期 9月中旬~12月下旬

開花時期 4月ごろ

草丈   40~50㎝


栽培のポイント

・極端に水はけが悪くなければ用土は問わない
・高温に弱いので夏は半日蔭になるところ
・追肥は窒素分の少ないものを茎が伸びだす前に
・3~4年は植えっぱなしにしたほうがよい


鉢植え

 深さ10㎝、間隔10㎝
 6号鉢に2球ていど


地植え
 深さ10㎝、間隔10~15㎝




 

2019年12月2日月曜日

チューリップ植え付けの準備と植え方


準備

場所 よく日が当たる、風通し、水はけのよいところ

元肥 緩効性肥料を施す
   


植付け 

間隔 10㎝

深さ 球根の高さ×3 (5~10㎝)
   土から飛び出さないように深めに植えつける




☆鉢植えの場合は

準備 深さ20㎝程度のプランターあるいは植木鉢

間隔 3~5㎝

深さ 球根の高さ×2 
   根が十分に伸びるよう浅めに植えつける




管理 植え付け後2週間はたっぷりと水やり
   (根が伸びる時期だから)

   葉が出た後は、週に一回液肥を与える






2019年11月28日木曜日

カラーマルチの使い分け




①水分の蒸発や肥料分の流出を防ぐ
②雨で土が固くなるのを防ぐ
③雨水のはね返りを抑えて病気になるのを防ぐ


色によって効果が違う。
目的によって使い分ける。


透明…地温を上げたい時
     雑草が中で増えやすい

黒色…地温はさほど上昇しない
     雑草を抑制したい時

緑色…地温を上げる効果は透明と黒色の中間
     雑草防止効果もほどほどにある

銀色…光を反射するのでアブラムシを防除したい時
     光を通さないので地温の上昇を抑制し、
     雑草を抑制できる



2019年10月26日土曜日

化学肥料とは

化学肥料とは、化学的な合成や加工の工程を経て
無機質原料から作られた肥料のこと。

市販されているもののほとんどが化学肥料である。

尿素や緩効性肥料などは有機化合物だが、
これも化学的な工程で作られているので化学肥料になる。

鉱石を採掘し、粉砕・精製のみで作られる
塩化カリウムのような肥料も、
無機質原料を使っているので化学肥料だ。


一方、有機肥料とは、
動植物からとれる有機物のうち
窒素・リン・カリウムを含むものを原料とした肥料のこと。

肥料成分の含有量が少ないので、大量に施肥してしまっても
肥えやけや塩分濃度が濃くなったりと障害が出にくい。
また有機物は微生物の餌となるため、土壌改良に良いといわれている。

有機肥料の欠点は供給量が少ないせいで価格が高いこと。
しかも化学物質は家畜の餌に含まれている可能性があるから
つきつめればきりがない。




結局のところ、
植物はチッソ・リン・カリウムに分解された栄養分を
根から吸収して生育することになるので

はじめから化学的に作られた肥料でも何ら支障はない。