2013年7月29日月曜日

根粒菌とは

大豆などの根っこにくっついている数ミリメートルの瘤(こぶ)のようなもの
これが根粒と呼ばれ、その中に住むバクテリアの一種が根粒菌

根粒菌は大気中の窒素をアンモニアに変換する働きがある
これを窒素固定といい、植物の生育に欠かせない窒素を大豆に供給する

大豆以外にも、エンドウ豆やクローバーなどのマメ科植物なら
ほとんどが根粒菌と共生し、窒素固定をしている
土壌改良や緑肥(土壌にすき込んで肥料にする)に使われ
最近注目されているのが ヘアリーベッチだ



化学肥料のアンモニアは窒素と水素を1000気圧という超高圧、
500℃という高温のもとで化学反応させて作るが
莫大なエネルギーを消費してしまう

根粒菌は自然界において、何のエネルギーも必要とせず、
天然の肥料を生み出す最高にエコな生物なのだ