2021年2月13日土曜日

畑の準備その2

石灰を施す


土に含まれるアルカリ性のミネラル分は水に溶けやすく

雨の多い日本ではおのずと酸性に傾いていく。

(硫安などの窒素肥料を使い続けることでも土は酸性になる)


多くの野菜は、ph6から6.5の土が生育に適していて、

酸性度の強い土ではうまく育たない。


野菜を作る前に、

酸性に傾いて畑にアルカリ性の石灰を施すことで、

土のペーハーを調整する必要がある。


石灰の主成分はカルシウム。

植物の生育に欠かすことのできない栄養素の1つで、

植物の細胞壁を強くするなどの働きもある。


石灰取材にはいくつかの種類があるが、苦土石灰がよい。

種まきや植え付けの2週間前に畑全体に巻いてよく耕しておく。

1平方メートルあたり150グラムが目安。

粒状の苦土石灰は3握り程度が目安。


苦土石灰に含まれるマグネシウムは野菜の生育に不可欠なもの。

苦土石灰ならペーハー調整に加え、

カルシウムとマグネシウムの補給もできる。