石灰を施す
土に含まれるアルカリ性のミネラル分は水に溶けやすく
雨の多い日本ではおのずと酸性に傾いていく。
(硫安などの窒素肥料を使い続けることでも土は酸性になる)
多くの野菜は、ph6から6.5の土が生育に適していて、
酸性度の強い土ではうまく育たない。
野菜を作る前に、
酸性に傾いて畑にアルカリ性の石灰を施すことで、
土のペーハーを調整する必要がある。
石灰の主成分はカルシウム。
植物の生育に欠かすことのできない栄養素の1つで、
植物の細胞壁を強くするなどの働きもある。
石灰取材にはいくつかの種類があるが、苦土石灰がよい。
種まきや植え付けの2週間前に畑全体に巻いてよく耕しておく。
1平方メートルあたり150グラムが目安。
粒状の苦土石灰は3握り程度が目安。
苦土石灰に含まれるマグネシウムは野菜の生育に不可欠なもの。
苦土石灰ならペーハー調整に加え、
カルシウムとマグネシウムの補給もできる。