久保田万太郎さんの俳句です。
山椒を切ったもの? どういうものかなとググってみました。
切山椒(きりざんしょう)は
主に山梨県や新潟県、山形県などで江戸時代から親しまれてきた伝統和菓子。
夏目漱石の日記にも記述があるそう。
虎屋さんのHPから引用
上新粉で作る餅を白やピンク、薄緑色に着色して
山椒のガクの部分を乾燥させて細かく刻んだものを練り込んだもの。
山椒のピリリとした風味と香りを楽しむ。
拍子木に似た形から 火の用心 を願って作られたとも言われ
酉の市の縁起物だったそうです。
年の瀬やお正月に食べられてきたためか
俳句では新年の季語として 切山椒 という言葉が使われるそう。