2021年3月16日火曜日

十六団子(じゅうろくだんご)

 3月16日は、春になったので

「田の神」さまが山から里にお戻りになる日。

日本各地で、団子を16個お供えして

神を迎える行事が行われる。

「田の神」の恵みである米で団子を作る。

その餅つきの音で

山にいる神に、「今日の日」を知らせるという…


2021年3月15日月曜日

菜虫化蝶(なむしちょうとかす)


冬を過ごした蛹が羽化して蝶になるころ…

むかしは蝶のことを「夢虫」や「夢見鳥」などと

呼んでいたとか。

確かに飛んでいる姿は優雅で儚げで…


菜園家にとってはただの害虫なのですけれど!




2021年3月10日水曜日

桃始笑(ももはじめてさく)


桃の蕾がほころんで花が咲き始めるころ…

むかしは花が咲くことを「笑う」と表現していた。

なんとも愛らしい!


2021年3月8日月曜日

土筆の卵とじ

 


土筆(つくし)は、全国に自生しているスギナの胞子茎の事。
草原や田畑の畦などに多くみられ、知らない人はほぼいないはず。
ツクシとスギナは似ても似つかないが、地下茎でつながっていて、
春にまずツクシが出て、その後スギナが次々と芽を出してくる。

土筆は頭の部分がしっかりと閉じていて、
袴と袴の間隔が短いものが美味とされている。
毎年、春になると母が作っていた、
卵でふんわりと包まれた春の味覚「土筆の卵とじ」
しかし、私はこのほろ苦い煮物が嫌いだった。



2021年3月5日金曜日

啓蟄(けいちつ)


暖かな陽気に誘われて

冬ごもりしていた土の中の虫たちがもぞもぞ動き出し

穴の外に出てくるころ…

ひと雨ごとに本格的な春が近づく。

蕨(わらび)や薇(ぜんまい)などの山菜が出回り

いよいよ春のおとづれが実感できるようになる…

2021年3月3日水曜日

上巳の節句(じょうしのせっく)


旧暦3月3日の「桃の節句」は

古代中国の上巳の節句(じょうしのせっく)が由来といわれている。

旧暦の3月の最初の巳(み)の日(上巳の日)に行われ

脱皮をする巳(へび)にちなんで、心身を祓い清める儀式を行った。

やがて年月を経て、雛人形や桃の花を飾り、

女子の健やかな成長を祈願する祭りと変化していった。


2021年3月2日火曜日

菜園活動の道具

ショベル



土起こし、畝立て、植え替え、たい肥作りなど

必ず必要なもの。


平鍬(ひらぐわ)



土を掘り起こす、砕く、運ぶほか、

畝を立てたり均したりいろんな用途で使える。


草刈り鎌



雑草を刈るのに便利。

葉菜の収穫にも使える葉の薄いものがおすすめ。


三角ホー



キツネの顔のような形の刃が特徴的な軽い鍬。

刃の側面を使って土を寄せたり、草を削ったりできる。

先端で土を起こしたり、雑草の根ごと除去できる。


備中鍬(びっちゅうぐわ)



粘土質や固い土を掘り起こすのに使う。


摘果ハサミ



果菜の収穫、整枝、誘引紐などの切断に使う。

バネ付きのものが作業が楽にできる。


ジョウロ

水やりに使う。はす口が細かいものがよい。

6リットル程度のものが扱いやすい。


スプレー

液肥や薬の散布に使う。


板レーキ(トンボ)

畝の表面を均一に平らに均すもの。

小さな畑なら板切れを代用できる。