2021年1月10日日曜日

桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿

サクラは切り口から木材腐朽菌が入ると枯れてしまう。
かといって全く放任でいいというわけにいかない。
正しい方法で適期に切れば枯れることはない。
枝は、枝の付け根から切ること。
少しでも残すと、そこから菌が侵入する。

太く育った幹は付け根から切ることができない。
だからまだ細いうち(直径5cmぐらいまで)に切る。

剪定時期は11月から12月。
太い枝を切るときはこの時期に行い、
切り口にはキニヌールなどの保護剤を塗っておく。
細い枝はこの時期以外でも特に問題はない。


ウメは適期以外の時期に切ると花が咲かない。
いい加減な時期にたくさん枝を切ってしまうと
花芽がつかない。

ウメは切ることにより、枝数がふえる。
枝数がふえると花も多く咲くが、
枝葉が混みあうと結果的にいい実にならない。
ウメはかなり計画的な剪定が必要。


管理を怠けることを戒める意味で

「桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿」

という表現につながったという。