2021年2月16日火曜日

肥料の種類

普通化成

鉱物など自然界の無機物を原料を科学的に加工。

水に溶ければすぐに吸収される即効性がある。

元肥でも、追肥としても扱いやすい。

窒素:リン酸:カリ = 8:8:8 のものが良い。



有機化成

リン鉱石やカリ鉱石などの無機物に、

有機質肥料を混ぜ込んで粒状に加工。

即効性の化学肥料と緩効性の有機肥料の2つの特徴を併せ持つ。

有機質由来の窒素成分を0.2%以上含んでいれば「有機」と表示できるため、

有機成分が少ない製品があるので注意が必要。



有機化成配合肥料

油かすや魚かすなどの有機質肥料に、化成肥料の粒を混ぜ合わせたもの。有機質肥料だけでは不足しがちな成分を化成肥料で補っている。

有機質肥料の割合が多ければ土づくり効果も期待できる。

有機化成肥料は1粒の中に化学肥料の成分と有機質肥料が入っているが、

有機化成配合肥料は双方の原料を単に混ぜ合わせただけ。

むらが出やすいので注意が必要。



有機100%の配合肥料

油かすや魚かすなど複数の有機質肥料を混ぜた肥料。

100%有機物なので有機栽培に使われる。

ゆっくりと効果が現れて長く効く緩効性で土壌改良効果がある。

配合前に材料を発酵させた製品もある。

製品により成分比や成分量にばらつきがある。

有機化成などより窒素、リン酸、カリの量が少ないものが多い。



ボカシ肥

油かすや鶏糞、米ぬかなどの有機質肥料を混ぜ合わせて発酵させ、分解を進めた肥料。

あらかじめ発酵させているので根から吸収されやすい。

ぼかし日は市販品もあるが自分で作ることも可能。