雉が雌を求めて鳴き始める頃。
雉の雄は「ケーン」と鳴いた後、
色鮮やかな羽をばたつかせて大きな音を出し、
メスに求愛するのですが、
メスに相手にされず無視される様子から
「ケンもほろろに断られた」の慣用句が生まれたそう。
この鳴き声や羽ばたきは縄張り争いでも発揮されます。
しかしヒートアップして我を忘れているうち
敵に見つかり命を落とすことも多々あるようです。
鳴き声や羽音で人間に撃ちとられてしまう様子を
「雉も鳴かずば撃たれまい」という諺が生まれ
不要なお喋りは災いを招くので慎むように
と戒めに使われたりします。
他には「頭隠して尻隠さず」も雉が由来だそうです。
凛として前を向き、さっそうと歩く姿からは想像しがたいですが
油断だらけで、憎めない鳥ですね。
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