節分はもともと年に4回ある、
立春・立夏・立秋・立冬の前日のことをいう。
しかしいつのころからか立春の前日だけを節分と呼ぶようになった。
それは冬から春へと移り変わり一年の始まりとする大切な日だから。
かつて中国では疫病をもたらすものは鬼と考えられていて
魔除けの力をもつ穀物で追い払う「追儺(ついな)」
という行事が行われていた。
仏教でいうところの鬼は煩悩や欲であり、
それが住み着いた人が災いの素になると考えられてきた。
昔から豆には邪気をはらうほどのエネルギーがあると信じられていた。
だから鬼を退治するには豆が一番。
豆を思いっきりまいて世の中の禍を、
自分の中の邪な心を祓い清め
新しい年を迎えたいものです。