雪の下には早くも麦の新芽が出ているだろう・・・
12月31日は大晦日。
一息ついて、静かに一年を振り返る時。
今年は麦を蒔きませんでした。
草に降りた露が白く光って見える頃。
夏から秋への季節の変わり目に、
朝晩の気温が下がった時によく見られ、秋の季語になっています。
毎日、昼間に太陽光で蓄えられた地熱は
夜間には空に向かってどんどん放出されます。
夜間に曇っていた場合は雲に邪魔をされるが、
晴れて空を遮るもがない場合は、夜のうちに熱が放出され、
地表温度が下がっていき、明け方には大気が冷え込んで、
その結果、露を結ぶのです。
夜間によく晴れた空は高気圧に覆われており、気圧が安定していることが多く
昼になっても天候は崩れにくい。
つまり、露が降りた日は晴れることが多いのだそうです。
穀物が実りはじめる頃。
禾(のぎ)とは稲などの穂先に生える毛のことで
稲や麦、稗(ひえ)や粟(あわ)のものの総称。
禾の字は植物の穂の形からできており、
豊かな実りを象徴する漢字。
そこから、幸せで恵まれた人生を送ることができるようにとの願いを込めて
名前に使われることも。
歌舞伎俳優の市川海老蔵さんの長女・麗禾(れいか)ちゃんの名前が素敵です。
そろそろ稲が実って穂を垂らす頃ですね。
梅の実が熟し、青から黄色に色づき始める頃。
季節は梅雨へ。
この時期には栗の花も咲き始めます。
会津若松では陰暦の6月16日に採った梅で作った梅干しを
「旅立ちの日」に食べると難を逃れるといういい伝えがある。
この「嘉祥の梅」(かじょうのうめ)は、
疲労回復の効果がある梅を、大切な旅のお守りがわりにしたのでしょう。
「嘉祥」とは、6月16日に16の数にちなんだ菓子、餅などを神前に供えたり、
贈ったり食べたりして、疫病を除け健康招福を祈る行事を指す。
平安時代、仁明天皇が菓子や餅などを神前に供えて健康招福を祈誓し、
元号を「嘉祥」と改められました。
それが6月16日だったため、
この日に「16」にちなんだお菓子(嘉祥菓子)を食べると、
災いを祓い、健康・幸運を招くとされました。
つまり、6月16日は「和菓子の日」でもあります。
福を招くお菓子を食べて、
うっとうしい季節をやり過ごしましょうか(^ー^;)
むかしむかし…
「お稽古事は6歳の6月6日に始めると上達する 」と言われていました。
手の指を折りながらかぞえると、5でグーになり、
6で小指が立つでしょう?(^ー^)
「子が立つ」から縁起が良い とされたのだそうです。
面白いですねぇ。
小学生低学年の習い事ランキングは…
1位 水泳
2位 英語・英会話
3位 ピアノ
4位 書道
5位 学習塾・幼児教室
5位 体操
7位 サッカー
8位 そろばん
9位 空手
10位 その他スポーツ
そろばんがランクインしているのが意外でしたが
最近、人気が急上昇しているのがプログラミングだそうです。
プログラミングって?
もうついて行けません…
「麦秋」とは麦の実りの季節のこと。
ふつう、穀物が実り、収穫を迎える季節といえば秋ですよね。
しかし、一般的に麦の種を蒔くのは晩秋から初冬にかけて。
寒い冬に芽を出した麦は春の暖かさに包まれてすくすくと育ち、
青々とした草原を清々しい風がわたり…
やがて麦の穂がたわわに実る5月下旬から6月初旬の時期が「麦秋」です。
江戸時代の、季語を解説した書物『滑稽雑談(こっけいぞうだん)』の中に、
「秋とは穀物が成熟する時期であり、麦においては実りの季節である初夏が秋といえる」といった内容の解説がされているそうです。
米と同様に古くから日本人の食生活の基盤にあった麦。
「秋」と書きながら意味は「夏」なのでちょっと混乱してしまいますが、