2020年6月2日火曜日

茄子を育てる

高温多湿・日当たりを好む

生育温度 22~30℃

種まき  3月中旬~4月中旬
     発芽温度 25~35℃
     
植えつけ 5~6月
     地温が低いと生育が悪いのでマルチ栽培する

土づくり 石灰をまく。適正酸度(ph6.0~6.5) 

元肥   チッ素15g、リン酸40g、カリ15g(1㎡あたり)

追肥   収穫期が長いので、肥料が切れないように。
     植付けから2~3週間に1回追肥。
     チッ素4g、カリ4g(1㎡あたり)

収穫   開花後2週間~20日くらい。
     収穫が遅れると皮が硬くなってしまう。

剪定   側枝に花が付いたらその花の先の枝を切り落とす。
     収穫するごとに実のすぐ下の葉一枚を残し
     あとはすべて切り落とす。
     これを繰り返すと長く収穫できる。

病気   半身萎凋病・青枯れ病…生育中に葉が青いまま萎れる
     水はけの悪い土が原因 連作障害のひとつ
     発病した株は抜き去り焼却処分

害虫   アブラムシ
     見つけ次第、捕殺
     唐辛子液をスプレーする
     
     ハダニ
     葉に水をかける




     












2020年6月1日月曜日

6月の作業予定

①エダマメの種まき

②秋ナス・秋キュウリ苗の植えつけ

③菊の挿し木

④夏野菜の病害虫防除

⑤トマトの雨除け設置

⑥夏野菜・ニンニクの収穫

⑦春じゃがの収穫

⑧サツマイモの植えつけ


2020年5月17日日曜日

便利そうな Tragfix

講座では時々、家庭菜園向きの便利グッズの販売があります。
残ったポテトチップスの袋を止めるようなクリップが、
家庭菜園用にあるなんて!

開封した肥料や腐葉土の保存に便利。
これがあれば倒れて中身がこぼれるという心配がない。
しかも、持ち手が付いているので
このまま手で下げて持ち運びができるという優れもの。
重い袋を持ち上げる必要が無いから、腰が痛くならないですね。


その場では写真が撮れませんでしたが
ネットで検索してみました。





ドッグフードの保存にも使えますね。


さすがドイツ! オシャレで機能的。










2020年5月16日土曜日

畑で有用菌を増やす方法


1 善玉菌(微生物)に餌とすみかを与える


  すみかには栄養分が少ない資材がよい

    もみ殻燻炭
    ゼオライト・化石サンゴ


  餌は他の微生物が分解しにくいものがよい

    もみ殻・稲わら・麦わら(セルロースやリグニン)
    カニ殻(キチン質)・廃菌床 


2 有用菌を増やす


    緑肥作物 効果は長続きしないが
         土着の微生物を一気に増やすことができる

    中熟堆肥 土の中で分解を進ませ土壌を改良する
         土着の微生物を活性化させる

    完熟堆肥 よい微生物を安定供給できる


3 共生関係をつくる

  植物の根は病原菌を寄せ付けない多糖物質で自己防衛をしている
  よい微生物を含む土で育苗すると、
  早い段階で微生物との共生をはじめ、病気に強くなり生長がよい








2020年5月1日金曜日

5月の作業予定

①落花生・インゲン・エダマメ・トウモロコシの種まき

②トマト・ピーマン・茄子など夏野菜の植えつけ

③蘭の株分け。植え替え

④苺・玉ねぎの収穫

⑤スイカ・メロン・カボチャ・キュウリ
 オクラ・ゴーヤの植えつけ



八十八夜

八十八夜というのは
立春から数えて88日目(87日後)の日。
毎年5月の上旬で、5月1~3日頃になっている。

「米」という漢字を分解すると八十八になるので、
88歳のことも米寿と言うことから
農耕に携わる人にとっては大変重要な日だ。

また、「夏も近づく八十八夜~~」
という歌が思い出される人も多いのでは。




茶摘みの時期は1年に3回ほどあって、
そのうち1番茶=新茶は
5月上旬に摘まれるお茶のことを指す。

八十八夜に摘まれたお茶は、
昔から無病息災や不老長寿の縁起物とされてきたそうだ。

「八」という漢字は末広がりの姿をしているため、
昔からずっと幸運を呼ぶ漢字とされてきました。
その「八」の字が二つも重なった「八十八夜」は、
それだけでめでたい特別に縁起の良い日となるらしい。

無病息災を祈願して、美味しい新茶をいただきましょうか。

2020年4月20日月曜日

細菌とウィルスの違い

畑に有用な菌の講座が始まりました。
その前に、
今流行しているコロナウィルスについての
雑談がありました。
専門的なことはよくわかりませんが、
メモしたところだけ…

下に行くほど微細になり、
ウィルスは電子顕微鏡でないと見ることはできないそうです。


寄生虫    真核生物
原虫     ヒトと同じように
真菌     細胞に核を持つ


細菌     原核生物
リケッチア  ヒトと違って
クラミジア  細胞に核を持たない


ウィルス   生物ではない
プリオン   1種類のたんぱく質で構成


驚いたのが、ウィルスが生物ではない ということ。

   
細菌は細胞分裂(2分裂)で増殖するが
ウィルスは自分を複製できないので、
他の細胞に入り込み、増殖する。


ウィルス→宿主に吸着→細胞に侵入→核を借りて複製
→ウィルス粒子を組成→放出


ウィルスはある特定の相手にしか感染できない。
ウィルスの受容体(リセプター)としての例は
肝炎ウィルスは肝臓の細胞
鳥インフルエンザは鳥類 


ウィルスに感染した細胞は
癌化したり、細胞破壊が起こる
持続感染する場合もある(B型肝炎)
潜伏感染(帯状疱疹ウィルス)



ウイルスが侵入し増殖を始めると
免疫反応により炎症や発熱が起こる
複製されたウイルスが放出されるときに
細胞が破壊される
ウイルスが増殖中の宿主の細胞はなすすべがない





ウイルスによる病気の例

エボラ出血熱
デング熱(蚊が媒介)
重傷熱性血小板減少症候群(マダニが媒介)
インフルエンザ
麻疹(はしか)
AIDS(後天性免疫不全症候群
肝炎(A型~E型)



治療は 化学療法 と自己免疫力
細菌によるものは抗菌薬で治療
ウイルスによるものは抗ウイルス薬で治療
病原体によって使われる薬は異なる
適切な薬を飲まないと病原体に効かないばかりか
副作用に苦しむだけ。


化学療法剤(薬)について
細菌はヒトとはちがう生物なので有効な薬が多い
ウイルスはヒトの細胞を利用して増殖するので
有用な薬が見つかりにくい ←ここが問題!

抗ウイルス薬はほとんどない
(インフルエンザ、帯状疱疹などを除く)

特に、ウイルスの起こす病気に抗菌薬は無効
薬剤耐性菌の出現を促進するだけ
副作用も怖い


抗菌薬をのみすぎない
抗菌薬は細菌には効くが、ウイルス には効かない

風邪やインフルエンザに抗菌薬は効かない

対処法で熱を下げたり、呼吸を楽にしている間に
自己免疫力を回復させてウィルスとたたかうしかない。


………


会場は静まり返ってしまいました。

最後に、これからコロナに効くウイルス薬ができる?
という質問に
できると思いますが…
薬の効かないウイルスも出現するでしょう。
血圧を下げる薬は飲みつづけなければなりませんが
抗菌薬は病気が治ったらやめましょうね。とのことでした。



感染症を広げないためにそれぞれができること

手洗い うがい
咳エチケット(マスク)人と距離をおく
湿度・換気
バランスの良い食事と十分な睡眠

結局、
自己免疫力を高めるしかないようです。



この後、緊急事態宣言が発令されたので
講座はしばらく休講になりました。
メール配信になるそうです。