2023年9月2日土曜日

苺の追肥のタイミング


 











苺の追肥について

1回目 植え付け後の11月中旬〜下旬
    化成肥料は三要素(8−8−8)が安心
    窒素分が多いと葉っぱやランナーの方に回り
    肝心の花や実が充実しない


2回目 マルチを張る直前の2月中旬〜下旬
    追肥後、マルチを張る前に雨が降らなければ
    水やりをすると肥料の効き目が良くなる



施肥のやり方
    畝の中央と肩の部分に
    一株あたり1回30〜50gが目安

苺の植え遅れに注意

市民農園から遠ざかってすっかり忘れてしまった
苺栽培のおさらいをしています。












9月下旬ごろから始まっていた苺の花芽分化と休眠は
気温や地温が下がる11月中旬ごろに最も深くなり
生育も足踏み状態に・・・

苺の花と実の数は苗を植えてからが勝負!
苺作りの勝敗は11月中旬までの間に決まる
といっても過言ではないそうです。
だから

植え遅れに注意!!


植え付けの適期は10月中旬〜下旬。
遅くとも11月上旬までに済ませるように!



植え付け時の注意

①クラウンを土に埋めない
 (かといって、クラウンが土から浮いているのもダメ)
②二条に植える場合、ランナーを中央に向けると
 実は外側につくため収穫しやすい
③一定期間低温に当てるべきなので
 最初からマルチは張らない方が良い


2023年9月1日金曜日

苺の栽培用地の準備














苺という植物の特徴

根が浅く地表近くに広がる
加湿に弱い 空気を欲しがる



①9月初めに土づくりをしておく
 堆肥・腐葉土などの有機物と
 油粕・鶏糞・ぼかし肥などの有機質の元肥を入れて
 よく耕しておく。
 (魚粉やバッドグアノを使うと甘くなるらしい)

 窒素分が多い肥料はダメ。
 葉先が枯れたり、実の色づきが悪くなる


②植え付け2〜3日前までに
 土壌酸性度をpH5.5〜6.0に調整。
 (苦土石灰を用いる)
 
③高さ5〜10センチの畝を立てる
 水はけの悪いところは20〜30センチの高畝にする






苺栽培の基本

以前に教えてもらった苺栽培の基本を
おさらいしていこうと思います(^m^;)



家庭菜園で美味しいイチゴを作りたい場合は
露地で育てやすい品種を選ぶこと。








ハウス用の促成栽培品種との違いは
休眠の深さ。

寒冷地や中間地で休眠の浅い品種を植えても
目覚めが早過ぎて
良い花や実を期待できないばかりか
生育が旺盛になりランナーだらけになることがある。

家庭菜園の露地栽培に向く苺は
休眠の深さが中程度の
「宝交早生」や「東京おひさまベリー」が良い。

暖かい地方だと休眠の浅い
「さちのか」や「女峰」に挑戦することも可能。


寒冷地で露地栽培する場合は
休眠の深い「ダナー」が向いているそうです。
あまり聞いたことがない?ですね。
調べたら、とても古い品種で酸味が強い品種だそうです。




2023年7月12日水曜日

蓮始華(はすはじめてはなさく)

 


ハスの花が咲き始める頃。

夏の夜、暗闇の中で蓮のつぼみがゆっくりとほころび、

朝のおとづれとともに美しい花を咲かせ、

昼が過ぎる頃には閉じてしまう。

花の命は3日ほど。

開花と閉花を繰り返したのち力尽きたかのように

散ってしまう・・・

なんとも儚げな花ですが、そのルーツはあまり知られていない。

日本には仏教と共にやってきたのか。


2千年もの太古の昔の種を発芽させ花を咲かせた人がいるそうです。

どんな花か見てみたいようなこわいような・・・


2023年7月7日金曜日

小暑(しょうしょ)



夏至から2週間余り・・・
だんだんと日が短くなりはじめる一方で
暑さはこれからが本番。

小暑と次の大暑(たいしょ)までの間を
「暑気」といい、
暑中見舞いを出すのもこの頃。



7月7日は五節句の一つ七夕。


たなばた(棚機)は古い日本の禊ぎ行事。
乙女が着物を織って神棚に供え、神様をお迎えし
秋の豊作を祈ったり、穢れを祓うものだったと伝わる。

その「棚機女(たなばたつめ)」に選ばれた乙女は
清い流れの川べりの機屋(はたや)にこもって
神様のために心を込めて着物を織るのが大切な仕事。

中国では
琴座の織女(しょくじょ)星(ベガ)は機織り、
鷲座の牽牛(けんぎゅう)星(アルタイル)は農耕をつかさどる星。
この二つの星は旧暦の7月7日に天の川をはさんで最も光り輝いて見える。
このことからこの日を一年一度のめぐりあいの日と考え、
あの有名な七夕ストーリーが生まれたのだとか。

今夜の天気はどうかしら。


2023年7月2日日曜日

半夏生(はんげしょう)


夏至から数えて11日目のころ。

梅雨の末期にあたり、
サトイモ科の半夏(烏柄杓<カラスビシャク>)という毒草が生え始めるころ。
多湿で天気がぐずつく。

農家ではこの日までに田植えを済ませ、
どんなに気候不順な年でも
これ以降は田植えをしないという風習があった。
そしてこの日の天候で稲作の出来を占ったという。



地域によっては、タコを食べる習慣がある。

なぜ?


田に植えた苗が、

タコの足のようにしっかりと根付くように
との願いがあるらしい。