2021年3月3日水曜日

上巳の節句(じょうしのせっく)


旧暦3月3日の「桃の節句」は

古代中国の上巳の節句(じょうしのせっく)が由来といわれている。

旧暦の3月の最初の巳(み)の日(上巳の日)に行われ

脱皮をする巳(へび)にちなんで、心身を祓い清める儀式を行った。

やがて年月を経て、雛人形や桃の花を飾り、

女子の健やかな成長を祈願する祭りと変化していった。


2021年3月2日火曜日

菜園活動の道具

ショベル



土起こし、畝立て、植え替え、たい肥作りなど

必ず必要なもの。


平鍬(ひらぐわ)



土を掘り起こす、砕く、運ぶほか、

畝を立てたり均したりいろんな用途で使える。


草刈り鎌



雑草を刈るのに便利。

葉菜の収穫にも使える葉の薄いものがおすすめ。


三角ホー



キツネの顔のような形の刃が特徴的な軽い鍬。

刃の側面を使って土を寄せたり、草を削ったりできる。

先端で土を起こしたり、雑草の根ごと除去できる。


備中鍬(びっちゅうぐわ)



粘土質や固い土を掘り起こすのに使う。


摘果ハサミ



果菜の収穫、整枝、誘引紐などの切断に使う。

バネ付きのものが作業が楽にできる。


ジョウロ

水やりに使う。はす口が細かいものがよい。

6リットル程度のものが扱いやすい。


スプレー

液肥や薬の散布に使う。


板レーキ(トンボ)

畝の表面を均一に平らに均すもの。

小さな畑なら板切れを代用できる。



2021年2月28日日曜日

草木萌動(そうもくめばえいずる)

草木が芽吹き始めるころ…

道端で、ハコベが小さな花を咲かせている。

旬の菜の花は栄養がぎゅっと詰まっている。

白菜のトウ立ちした菜花も美味しい…


2021年2月23日火曜日

霞始靆(かすみはじめてたなびく)

春霞が山野を柔らかく包み込むころ…

遠くの景色が見え隠れする、

うつろいの季節…

2021年2月20日土曜日

苺の育て方

苗の準備

苗は秋と春に出回る

茎の付け根部分(クラウン)が太いものを選ぶ


コンテナ

深めのプランターに培養土を入れ、

株間20㎝で植えつける

クラウンを埋めないように注意

株元を敷き藁などで覆うと

保温、保湿、実の防腐効果がある


畝の準備 幅80㎝×高さ20㎝ 

     かまぼこ型に畝を整える

     完熟たい肥 3~5㎏/1㎡

     有機石灰  200g/1㎡

肥料   米ぬか 600g/1㎡ 

     (畝のセンターに深く埋めておく)

追肥   2月末に畝のセンターに少し


植えつけ 株間30㎝ 条間50㎝(2条植え)で浅めに

     ランナーを内側に向けて植えると、

     実は通路側につく

マルチ  2月末の追肥後にマルチをする


管理   枯れた葉や下葉はまめに取り除き、

     根元を常にきれいにしておく →病害虫の予防

     形の悪い実や傷んだ実は早めに取り除く

     苺が色づき始めたらネットを張って鳥害対策をする


     苺は受粉がうまくいかないと形がいびつになる

     風や蜂まかせにせず、

     毛筆用の筆や綿棒などに花粉を含ませ、

     花の雌ずいに軽くこすりつけて受粉の手助けをする。

     

     収穫中のランナーはすぐに切り取る

     全体的に色づいたら収穫


連作   不可 2~3年あける


害虫   ナメクジ、アブラムシ、ハダニ、ヨトウムシ

     センチュウ アザミウマ


病気   うどん粉病 苗立ち枯病


コンパニオンプランツ ネギ キンギョソウ ボリジ




苺の話

イチゴの原産地は南米。バラ科の多年草のひとつ。

正式にはオランダイチゴ属に含まれる。

苺は、農業上ではメロンやスイカと同じ野菜。

日本では果実は「木」になる物であり、

畑で作る草本類を野菜と定義づけているから…

しかし、市場では果物として扱われ、果物屋で販売されていることから

流通上は果物という扱い。




アイベリー

大粒になりやすく、40g前後のものが多い

甘さはそれ程強くはないが、ジューシーで酸味や香りなど調和がとれている。


章姫

大きい割りに中心部の空洞は出来にくく、果肉が柔らかくジューシーで、

酸味が少なく甘みが強い。表皮が柔らかく傷みやすいのが欠点か。


あすかルビー

果肉はやや固めだが果汁は多く、酸味がひかえめで甘味を引き立てる。

外観もよく粒が揃っている上、果実の中心まで色づくため断面も美しい。


あまおう

「とよのか」に代わるいちごとして、日本一を目指して作られた。

果実が大きく形が整っている、赤くてつやが良い、糖度が高い

という特徴を持つことから、「あ」かい、「ま」るい、「お」おきい、

「う」まいの頭文字をとって「あまおう」と名づけられた。

大きな実は赤くてつやが良い、糖度が高いのが特徴。


淡雪

「さがほのか」の変異株といわれる、白いちご。

果実はやや縦長の円錐形で、やや大き目。粒の揃いが良い。

適度な歯ざわりの実の糖度は13~15度程度。

酸味は少ないため甘さも感じることができる。





2021年2月19日金曜日

壬生菜

 


関西で古くから親しまれている冬の野菜。

水菜と並ぶ「京都の伝統野菜」

水菜はぎざぎざの葉だが、

壬生菜の葉は丸いことから

「丸葉水菜」と呼ばれることもある。

わずかにピリッとした辛さを感じる。

浅漬けやお浸し、炒め物などにしてもよい。