2022年1月10日月曜日

水泉動(しみず あたたかを ふくむ)

水泉 とは、「湧き出る泉」のこと。

七十二候が小寒の次候に変わり、

地中で凍っていた泉が融け動き始める頃だそうです。

寒中にあって、地上のあらゆるものが凍りつく

一年でもっとも寒さが厳しい時期ですが

地中では春に向けての準備が始まっているのだとか…








正月明けから日本列島は記録的な寒波に襲われています。

春は遠い。


今日は えべっさん (十日戎)です。

毎年、混雑する初日や本戎に行くのは避けて

最終日に行くようにしていましたが

コロナのオミクロン株の感染者が増加中で

今年も見送り。

今宮戎神社では限定の御朱印があるそうです。

欲しかったなぁ・・・









2022年1月6日木曜日

人日の節供(じんじつのせっく)

 


1月7日の「七草」は五節句の行事のひとつ。

七草粥を食べます。

寒さに負けずに芽吹いた若葉の生命力をいただくことで

一年、無病息災で過ごすことが出来るのだそう。

セリ

ナズナ

ゴギョウ

ハコベラ

ホトケノザ

スズナ

スズシロ


今では野原で見つけることが困難。

野原そのものがないですね…



ですから、スーパーで買ってきました(笑)



















初々しい菜葉のエネルギーをいただきました。














2022年1月5日水曜日

小寒・芹乃栄


今日から 二十四節気の「小寒(しょうかん)」
七十二候「芹乃栄(せりすなわちさかう)」です。
芹乃栄(せりすなわちさかう)…あまり聞きませんが??

砂糖水はただの水より凍りにくいといわれています。
今が旬の「せり」をはじめ、水分をたくさん含む冬の野菜たちは、
寒い冬を乗り切るために細胞内のでんぷんを糖に変え、
凍りつくのを防いでいるのだとか。
冬の野菜が甘いのはそのため。
寒さにさらされた「せり」は香りも甘みもぐんと増しておいしい。

北風の冷たさが日に日に感じられるようになる頃。

そろそろどこかに行きたいナ。
温泉に浸かって雪見酒など…

コロナが恨めしい。











2021年12月31日金曜日

雪下出麦(ゆきわたりてむぎいずる)








雪の下には早くも麦の新芽が出ているだろう・・・


12月31日は大晦日。

一息ついて、静かに一年を振り返る時。


今年は麦を蒔きませんでした。





2021年9月8日水曜日

草露白(くさのつゆしろし)

草に降りた露が白く光って見える頃。

夏から秋への季節の変わり目に、

朝晩の気温が下がった時によく見られ、秋の季語になっています。


毎日、昼間に太陽光で蓄えられた地熱は

夜間には空に向かってどんどん放出されます。

夜間に曇っていた場合は雲に邪魔をされるが、

晴れて空を遮るもがない場合は、夜のうちに熱が放出され、

地表温度が下がっていき、明け方には大気が冷え込んで、

その結果、露を結ぶのです。


夜間によく晴れた空は高気圧に覆われており、気圧が安定していることが多く

昼になっても天候は崩れにくい。

つまり、露が降りた日は晴れることが多いのだそうです。



2021年9月2日木曜日

禾乃登る(こくのものすなわちみのる)

穀物が実りはじめる頃。

禾(のぎ)とは稲などの穂先に生える毛のことで

稲や麦、稗(ひえ)や粟(あわ)のものの総称。

禾の字は植物の穂の形からできており、

豊かな実りを象徴する漢字。

そこから、幸せで恵まれた人生を送ることができるようにとの願いを込めて

名前に使われることも。

歌舞伎俳優の市川海老蔵さんの長女・麗禾(れいか)ちゃんの名前が素敵です。



そろそろ稲が実って穂を垂らす頃ですね。



2021年6月16日水曜日

梅子黄(うめのみきばむ)

 梅の実が熟し、青から黄色に色づき始める頃。

季節は梅雨へ。

この時期には栗の花も咲き始めます。


会津若松では陰暦の6月16日に採った梅で作った梅干しを

「旅立ちの日」に食べると難を逃れるといういい伝えがある。

この「嘉祥の梅」(かじょうのうめ)は、

疲労回復の効果がある梅を、大切な旅のお守りがわりにしたのでしょう。


「嘉祥」とは、6月16日に16の数にちなんだ菓子、餅などを神前に供えたり、

贈ったり食べたりして、疫病を除け健康招福を祈る行事を指す。

平安時代、仁明天皇が菓子や餅などを神前に供えて健康招福を祈誓し、

元号を「嘉祥」と改められました。

それが6月16日だったため、

この日に「16」にちなんだお菓子(嘉祥菓子)を食べると、

災いを祓い、健康・幸運を招くとされました。
 



つまり、6月16日は「和菓子の日」でもあります。

福を招くお菓子を食べて、

うっとうしい季節をやり過ごしましょうか(^ー^;)