2021年2月23日火曜日

霞始靆(かすみはじめてたなびく)

春霞が山野を柔らかく包み込むころ…

遠くの景色が見え隠れする、

うつろいの季節…

2021年2月20日土曜日

苺の育て方

苗の準備

苗は秋と春に出回る

茎の付け根部分(クラウン)が太いものを選ぶ


コンテナ

深めのプランターに培養土を入れ、

株間20㎝で植えつける

クラウンを埋めないように注意

株元を敷き藁などで覆うと

保温、保湿、実の防腐効果がある


畝の準備 幅80㎝×高さ20㎝ 

     かまぼこ型に畝を整える

     完熟たい肥 3~5㎏/1㎡

     有機石灰  200g/1㎡

肥料   米ぬか 600g/1㎡ 

     (畝のセンターに深く埋めておく)

追肥   2月末に畝のセンターに少し


植えつけ 株間30㎝ 条間50㎝(2条植え)で浅めに

     ランナーを内側に向けて植えると、

     実は通路側につく

マルチ  2月末の追肥後にマルチをする


管理   枯れた葉や下葉はまめに取り除き、

     根元を常にきれいにしておく →病害虫の予防

     形の悪い実や傷んだ実は早めに取り除く

     苺が色づき始めたらネットを張って鳥害対策をする


     苺は受粉がうまくいかないと形がいびつになる

     風や蜂まかせにせず、

     毛筆用の筆や綿棒などに花粉を含ませ、

     花の雌ずいに軽くこすりつけて受粉の手助けをする。

     

     収穫中のランナーはすぐに切り取る

     全体的に色づいたら収穫


連作   不可 2~3年あける


害虫   ナメクジ、アブラムシ、ハダニ、ヨトウムシ

     センチュウ アザミウマ


病気   うどん粉病 苗立ち枯病


コンパニオンプランツ ネギ キンギョソウ ボリジ




苺の話

イチゴの原産地は南米。バラ科の多年草のひとつ。

正式にはオランダイチゴ属に含まれる。

苺は、農業上ではメロンやスイカと同じ野菜。

日本では果実は「木」になる物であり、

畑で作る草本類を野菜と定義づけているから…

しかし、市場では果物として扱われ、果物屋で販売されていることから

流通上は果物という扱い。




アイベリー

大粒になりやすく、40g前後のものが多い

甘さはそれ程強くはないが、ジューシーで酸味や香りなど調和がとれている。


章姫

大きい割りに中心部の空洞は出来にくく、果肉が柔らかくジューシーで、

酸味が少なく甘みが強い。表皮が柔らかく傷みやすいのが欠点か。


あすかルビー

果肉はやや固めだが果汁は多く、酸味がひかえめで甘味を引き立てる。

外観もよく粒が揃っている上、果実の中心まで色づくため断面も美しい。


あまおう

「とよのか」に代わるいちごとして、日本一を目指して作られた。

果実が大きく形が整っている、赤くてつやが良い、糖度が高い

という特徴を持つことから、「あ」かい、「ま」るい、「お」おきい、

「う」まいの頭文字をとって「あまおう」と名づけられた。

大きな実は赤くてつやが良い、糖度が高いのが特徴。


淡雪

「さがほのか」の変異株といわれる、白いちご。

果実はやや縦長の円錐形で、やや大き目。粒の揃いが良い。

適度な歯ざわりの実の糖度は13~15度程度。

酸味は少ないため甘さも感じることができる。





2021年2月19日金曜日

壬生菜

 


関西で古くから親しまれている冬の野菜。

水菜と並ぶ「京都の伝統野菜」

水菜はぎざぎざの葉だが、

壬生菜の葉は丸いことから

「丸葉水菜」と呼ばれることもある。

わずかにピリッとした辛さを感じる。

浅漬けやお浸し、炒め物などにしてもよい。





2021年2月18日木曜日

雨水(うすい)

暖かくなって雪が雨に変わり、

氷が溶けだす…

この季節には古来より

農耕の準備を始める目安とされてきた。

草木が芽吹くころ。


真冬の間は降るさまを描いていた雪の表現も

水に近くなっていく…

雪汁…田畑や人を潤す山の雪解け水

雪濁り…雪汁で川が濁るようす



2021年2月16日火曜日

ベランダガーデナーへの注意

今日、管理会社からの手紙がポストにありました。

室内の延長上にあるためベランダやルーフバルコニーなどは

専有部分と勘違いされがち。ですが、実は共用部分なんですね…

実は最近、みんなのマナーの悪さが目立ってきていました。

これをきっかけにガーデニング禁止にならなければいいのですが。

以下は抜粋…

ベランダやルーフバルコニーなども、共用廊下や階段、踊り場などと同じように扱う必要があります。

これらの場所は、緊急の際の避難経路として空けておかなければなりません。

したがって避難経路を遮る物を置くことは消防法で禁止されているので注意してください…

 

ベランダには避難の邪魔になるような物を置いてはいけない

レンガ、モルタル、コンクリート及び多量の土砂による花壇、芝生などの設置を禁止

家屋、倉庫、物置、サンルーム、ビニールハウス、縁側、遊戯施設そのほかの工作物の設置や築造を禁止

多量の散水は禁止

小さな鉢植えやプランターでも、壁に引っ掻けることを禁止

景観を損ねるため柵よりはみ出すラティスの設置を禁止

ウッドデッキは避難用ハッチを塞いでしまわないようにすること

枯れ葉や土を排水口につまらせないようにすること



などなど(^ー^;)

厳しいですね。






肥料の種類

普通化成

鉱物など自然界の無機物を原料を科学的に加工。

水に溶ければすぐに吸収される即効性がある。

元肥でも、追肥としても扱いやすい。

窒素:リン酸:カリ = 8:8:8 のものが良い。



有機化成

リン鉱石やカリ鉱石などの無機物に、

有機質肥料を混ぜ込んで粒状に加工。

即効性の化学肥料と緩効性の有機肥料の2つの特徴を併せ持つ。

有機質由来の窒素成分を0.2%以上含んでいれば「有機」と表示できるため、

有機成分が少ない製品があるので注意が必要。



有機化成配合肥料

油かすや魚かすなどの有機質肥料に、化成肥料の粒を混ぜ合わせたもの。有機質肥料だけでは不足しがちな成分を化成肥料で補っている。

有機質肥料の割合が多ければ土づくり効果も期待できる。

有機化成肥料は1粒の中に化学肥料の成分と有機質肥料が入っているが、

有機化成配合肥料は双方の原料を単に混ぜ合わせただけ。

むらが出やすいので注意が必要。



有機100%の配合肥料

油かすや魚かすなど複数の有機質肥料を混ぜた肥料。

100%有機物なので有機栽培に使われる。

ゆっくりと効果が現れて長く効く緩効性で土壌改良効果がある。

配合前に材料を発酵させた製品もある。

製品により成分比や成分量にばらつきがある。

有機化成などより窒素、リン酸、カリの量が少ないものが多い。



ボカシ肥

油かすや鶏糞、米ぬかなどの有機質肥料を混ぜ合わせて発酵させ、分解を進めた肥料。

あらかじめ発酵させているので根から吸収されやすい。

ぼかし日は市販品もあるが自分で作ることも可能。