2024年12月3日火曜日

「うんとこしょ どっこいしょ まだまだカブはぬけません」

身振り手振りで絵本を読んでくれた幼稚園の先生を思い出す。

タネをまきながら、

あんな大きなカブに育ったらどうしようかな。



ちなみに、あの絵本のカブは実はロシアの砂糖大根。

テンサイ(ビーツ)のこと。直径30㎝ほどに育つものもある。

砂糖大根といってもダイコンの仲間ではない。

ダイコンはアブラナ科ダイコン属

カブはアブラナ科アブラナ属 で遠い親戚のよう。しかし

テンサイ(ビーツ)はアカザ科フダンソウ属

あら、全然違いますねえ。



それではアブラナ科アブラナ属の

蕪の育て方

① プランター すじまき

  丸鉢    点まき

  畑     すじまき(小蕪)

        株間20㎝点まき(大蕪)


② 間引き

  5日ほどで発芽したら2〜3回にわけて間引く

  すじまき 最終株間10㎝

  点まき  1本立ちにする

  間引いた後は土寄せと追肥


③ 管理

  乾燥と加湿は裂根や変形の原因となるので水やりに注意

  アブラムシ コナガの幼虫 アブラムシ は見つけ次第補殺


④ 収穫

  カブは根が太ると土の上で丸くなる。

  程よい大きさになったら収穫する 

  とり遅れるとすが入ってしまう



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2024年11月27日水曜日

朔風払葉(きたかぜこのはをはらう)

Pepper MintによるPixabayからの画像

今年は穏やかな秋がありませんでした。
今年もと言った方がいいのかしら。
来年もいつまでも夏が続いてぱたっと冬が来る気がします。
こちらは突然にして真冬のような冷え込みになっています。

11月27日からは朔風払葉(七十二候)
北風のことを朔風というそうです。
冷たい木枯らしが紅葉した葉っぱを吹き落としていく頃・・・
朔という字にそんな意味があったとは。

雨と同じように風の名前もたくさんあるようです。
おろし や 野分き は聞き覚えがありますが、
なじ あいの風 オロマップ などはその地方独特の風。
農業をする人たちは風の吹き方に常に注意を払ってきました。
いつどこでどのように吹くのか。
風の特徴を細かに捉えて
農作物に被害が出ないかどうかを見極めていたんですね。


今日は昨日より寒くなりそうです。



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2024年2月3日土曜日

節分

節分はもともと年に4回ある、

立春・立夏・立秋・立冬の前日のことをいう。

しかしいつのころからか立春の前日だけを節分と呼ぶようになった。

それは冬から春へと移り変わり一年の始まりとする大切な日だから。

かつて中国では疫病をもたらすものは鬼と考えられていて

魔除けの力をもつ穀物で追い払う「追儺(ついな)」

という行事が行われていた。

仏教でいうところの鬼は煩悩や欲であり、

それが住み着いた人が災いの素になると考えられてきた。

昔から豆には邪気をはらうほどのエネルギーがあると信じられていた。

だから鬼を退治するには豆が一番。

豆を思いっきりまいて世の中の禍を、

自分の中の邪な心を祓い清め

新しい年を迎えたいものです。


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2024年1月16日火曜日

雉始雊(きじはじめてなく)

Lubos HouskaによるPixabayからの画像 


雉が雌を求めて鳴き始める頃。

雉の雄は「ケーン」と鳴いた後、
色鮮やかな羽をばたつかせて大きな音を出し、
メスに求愛するのですが、
メスに相手にされず無視される様子から
「ケンもほろろに断られた」の慣用句が生まれたそう。

この鳴き声や羽ばたきは縄張り争いでも発揮されます。
しかしヒートアップして我を忘れているうち
敵に見つかり命を落とすことも多々あるようです。
鳴き声や羽音で人間に撃ちとられてしまう様子を
「雉も鳴かずば撃たれまい」という諺が生まれ
不要なお喋りは災いを招くので慎むように 
と戒めに使われたりします。
他には「頭隠して尻隠さず」も雉が由来だそうです。

凛として前を向き、さっそうと歩く姿からは想像しがたいですが
油断だらけで、憎めない鳥ですね。


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2024年1月1日月曜日

雪下出麦(ゆきわたりてむぎのびる)

一面に積もった雪の下で麦が芽を出し始める頃。
越年草の麦は秋に種を蒔き、収穫は翌年の初夏です。
寒さにじっと耐え、雪の下でそっと出した芽を育みながら
春が来るのを待っています。




陰気がピークに達した冬至から1週間以上過ぎて
徐々に日が長くなってきているものの
一年のうちでいちばん心身への負担が大きい時期。
陽気が減るとエネルギーが足りなくなり
動悸、息切れ、胸の圧迫感など心臓の不調が増えます。
寒暖差でおこるヒートショックにも気をつけたいです。
陽気を補うために暖かい食べ物や飲み物をとって
体を冷やさないようにしたいものです。
しかし、暖かい飲み物でも飲み過ぎは禁物。
結果的に体を冷やすので注意が必要です。






冷えた体温めて気と血を補う力があるのがかぼちゃ。
胃腸に働いて消化吸収を高めます。

小松菜には鎮静作用があり、胃腸の働きを改善、便秘に効果が。
血液をサラサラにして高血圧の予防を期待できます。




2023年9月11日月曜日

宿根草と多年草の違い


宿根草とは、

毎年花を咲かせる草花や球根植物のこと。

多年草の一種だが

生育に適さない時期になると、地上部が枯れてしまう。

地下に根が残っているので、翌年再び花を咲かせることができる。

毎年植え付ける必要がなく植えっぱなしでOKなので、

経済的かつ手間要らずというメリットがある。

しかし、植物の状態がわかりにいくいため

植えっぱなしとはいえ、様子のチェックは欠かさずに。


多年草とは、

数年に渡って枯れず、毎年花を咲かせる植物のこと。

宿根草と違い、常緑で地上部分が一年中枯れない。

ただし、原産地では多年草であっても日本の気候に合わず、

1年で枯れてしまうこともある。


一年草とは、

発芽から開花・結実までのサイクルが一年で終わる草花のこと。

生育スピードが早く、花が咲いた後は枯れてしまうので、

管理が簡単なことがメリット。

春蒔きと秋蒔きのものがあり、季節に応じて豊富な種類が出回るので

初心者向き。



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2023年9月3日日曜日

苺の冬の間のお世話


12月を過ぎるとかなり寒くなってきて
外に出るのが億劫になりますね。
休眠期だからと安心しているといけません。
苺のお世話はあるのです。

枯れ葉を取り除く

①茶色く枯れた葉っぱを取り除き
 株元の風通しをよくすることは
 灰色かび病を防ぐことになる

②紅葉した葉っぱも取り除く
 葉緑素が無いものを置いておくのは無駄
 黄変したものもとってしまって良い


枯れ葉の取り除き方

 クラウンを押さえ、一方の手で葉の根元を持って
 外側にめくるようにすると取りやすい。
 慣れないうちはきれいなハサミを使う。





 

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